外壁を塗り直してから数年経つと、そろそろ塗り直したほうが良いのではないかとお考えになることでしょう。
外壁塗装について検討する際に、本当にいまの時期が適切な塗装を塗り直すタイミングなのかを知っておくことで、安心して外壁塗装を依頼できるようになることでしょう。
そこで今回は「外壁塗装をし直す時期」についてご紹介していきます!
【外壁塗装はなぜ塗り直さないといけないのか】
外壁塗装塗り直すタイミングをご紹介する前に、まずは「なぜ外壁塗装し直す必要があるのか」を知っておきましょう。
外壁塗装を塗り直す理由は、外観を綺麗にするためだけではありません。
もちろん、外壁の劣化によってひび割れが起きてしまったり、外壁が剥がれてしまったりと外観がだんだん汚れていくので、外観を綺麗に保つために塗装し直すというのも1つの理由です。
しかし、他にも理由があります。
それが「建物の老朽化を防ぐ」という理由です。
外壁が劣化すると見た目にも影響が出ますが、建物自体の耐久性にも大きな影響が出てきます。
建物の耐久性が低くなっていくと、寿命がどんどん短くなっていくので、定期的に外壁塗装をすることによって建物の老朽化を防ぐ必要があるのです。
【外壁を塗り直す時期】
外壁を塗り直す時期は、外壁に使われている塗料や紫外線や雨風といった外的要因の影響によって大きく変わってきます。
一般的に以下の現象が起きた場合は外壁塗装を塗り直す時期となっています。
劣化現象1:ひび割れ
地震によって建物に大きな負荷がかかることによって外壁がひび割れてしまう可能性があります。
小さなひび割れは特に問題ありませんが、0.5mm以上のひび割れがある場合には外壁塗装をする必要があるでしょう。
劣化現象2:チョーキング現象
外壁に触れると白い粉が手に付着してしまうことがあります。
この現象をチョーキング現象と言います。
これは紫外線や雨風によって樹脂が劣化してしまい、塗膜が剥がれたため発生します。
チョーキングが起きると建物の保護機能が劣化するので対策が必要です。
塗料の種類によっても大きく塗り替えの時期が変わってきます。
塗料は大きく分けて「水性塗料」と「油性塗料」の2種類あり、それぞれメリットとデメリットがありますが、耐久年数で比較すると油性塗料の方が耐久性が高くなっています。
具体的に言うと、耐候年数が高い塗料は無機ハイブリッド塗料が約18年、ピュアアクリル塗料が約15年、無機配合型フッ素塗料が約16年となっています。
一方で耐用年数が低い塗料はアクリルやウレタンの塗料で、耐候年数が約4~6年となっています。
塗料の種類によっておよそ15年もの違いがあるので、自宅の外壁に使用されている塗料をしっかりと把握して、外壁塗装をリフォームする時期を把握しましょう。