「アスベストはどうして危険なのだろうか」
「外壁塗装の時に影響はないのだろうか」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
今回は、アスベストの基礎知識について紹介します。
□アスベストとは
天然の鉱石を繊維状に加工したものをアスベストと言います。
加工されたものは綿上になっていることから、石綿とも呼ばれます。
アスベストは耐久性や耐熱性などに非常に優れています。
さらに、原材料が容易に手に入ることから価格が安く、画期的な建材として使用されていました。
□アスベストの危険性
*繊維が軽すぎる
建材としては申し分ない性能を発揮するのですが、徐々にその危険性が示唆されてきました。
アスベストは綿上になっているため、とても軽いのです。
また、目に見えないほどの小さな繊維が集まってできたものなので、簡単に飛散してしまいます。
そのため、アスベストが使用された建造物に滞在すると、空気中に舞った繊維を吸い込んでしまいます。
そして、長時間滞在すると大量の繊維を人体に取り入れることになります。
*消化できない
アスベストはギリシャ語で「消化できない」という意味を持っています。
その名の通り、一度吸い込んでしまったら、消化することができません。
つまり、吸い込んだ石の繊維が肺の中に堆積してしまうのです。
*発がん性がある
アスベストには発がん性があることが分かっています。
そのため、法律によって使用だけでなく、製造や輸入なども禁止されています。
□外壁塗装でアスベストの影響はほとんどない
リフォームを同時に行う場合などを除き、解体などを行うことはありません。
ですので、アスベストが飛散してしまう危険性はほとんどないと言ってよいでしょう。
そういわれてもやはり心配になる方もおられるでしょう。
特に、お子様がおられるご家庭ですと、健康被害がより心配になるのではないでしょうか。
□アスベストの影響を調べる方法
入念にアスベストの影響がないか調べたい方は以下の方法で調べてみてはいかがでしょうか。
*メーカーに問い合わせをする
屋根と外壁にどのような建材が使われているのか調べ、メーカーに問い合わせをすると良いでしょう。
*アスベスト調査の業者に依頼する
業者に依頼すると確実です。
専門の資格を持っている人が調査してくれます。
□まとめ
今回は、アスベストの基礎知識について解説しましたが、いかがでしょうか。
使用が法律で禁止されて以来、アスベストは住宅の建材には使用されていません。
そのため、安心して外壁塗装の工事を依頼できますね。