外壁塗装の際にはコーキングの工事も必要なの?役割や費用を解説します!

「コーキングにはどのような劣化が生じやすいのか」
「コーキングの工事にはどれくらいの費用がかかるのか」
外壁塗装をお考えの方でこのような疑問をお持ちの方は多いでしょう。
そこでこの記事ではそもそもコーキングとは何なのか、どのような劣化が生じるのか、費用はどれくらいかかるのかを解説します。

□コーキングとは?

現在、多くの新築住宅ではALCパネルやタイルのような外壁材が使用されていますが、この目地に充填されるのがコーキングです。
しかしここでコーキングとシーリングは何が違うのか、という疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

実は目地材のことをコーキングやシーリングと言いますが、これらの違いは非常に曖昧です。
厳密に言うと、コーキングとは隙間や穴に詰め物をするというイメージで、シーリングは防水などを目的とした詰め物というイメージで良いでしょう。

□コーキングに生じやすい劣化と原因とは?

コーキングでは、どのような劣化が生じやすいのでしょうか。

それは「経年劣化」です。
コーキングは外にさらされているため、紫外線や雨風を受けることによってコーキング材は徐々に劣化していきます。
このダメージが蓄積すると、継ぎ目に大きな亀裂ができてしまうのです。

それに加えて長年の振動や圧力によってひび割れが起こったり、コーキングが縮んで外壁材の間に隙間ができたりします。
このようなコーキングの亀裂やひび割れ、隙間を発見したら早急にメンテナンスすることが重要です。

コーキングの劣化を促してしまう原因の1つに施工不良があります。
コーキングが適切に施工されていないと、耐用年数が過ぎてしまう前に劣化が始まってしまうのです。
施工不良かどうかを見抜くには以下のポイントを見てみると良いでしょう。

・下塗り材を十分に塗布せずにコーキングを充填している
・ハットジョイナーというコーキングの下地になる部材の施工が不適切である
・コーキングに十分な厚みがない

これらのケースに当てはまった場合、耐用年数が過ぎる前からコーキングの劣化が始まってしまう恐れがあります。
そのため、適切に施工できる経験と知識を豊富に持っている会社に依頼すると良いでしょう。

当社はこれまで何千という塗料を扱ってきました。
そのような経験と知識から、お客様に満足していただける塗装ができると自信を持っています。
もしコーキング工事をお考えならぜひ当社にご相談ください。

□コーキングの費用はどれくらいかかる?

コーキング工事を依頼するとなったら必ず気になるのが費用ですよね。
そこでコーキング工事ではどれくらいの費用がかかるのかを解説します。

そもそも、コーキング工事は打ち替えと増し打ちの2つの工法に分類されます。
打ち替えは既存のコーキングを完全に撤去した上で新しいコーキングを打つ方法であり、増し打ちは既存のコーキングの上から新しいコーキングを打つ方法です。

この2つの方法を比較すると、基本的には打ち替えの方が高額になります。
既存のコーキングを撤去するのに費用がかかりますし、新しくコーキングを打つとなると使用する量が多くなるからです。

増し打ちの場合、必要になる費用はコーキング材の値段に施工する長さをかけて、そこに足場代を追加することで計算されます。
打ち替えの場合、コーキング材の値段に長さをかけて、足場代と撤去費用を加えることで計算されます。

それではコーキング工事の費用を大きく左右する項目を詳しく見ていきましょう。
まずはコーキング材の種類です。
一戸建ての外壁にはよくシリコン系コーキング材やポリウレタン系コーキング材が使用されます。

シリコン系のコーキング材は紫外線に強く耐候性に優れており、1メートルあたり700円から900円ほどが相場価格です。
ポリウレタン系コーキング材は優れた弾力性を有しており、伸びに強いという特徴があります。
相場価格は1メートルあたり500円から600円程度です。

次は施工する目地部分の長さです。
当然ですが、施工する長さが長くなるほど使用するコーキング材も多くなるわけですから費用は高額になります。

次は足場を組むかどうかです。
足場を設置するかどうかも工事費用を大きく左右する要因です。
多くの工事では2階部分まで施工するのでほとんどの場合、足場代が発生します。
足場の設置には15万円から20万円程度を想定しておくと良いでしょう。

最後は既存のコーキングの撤去費用です。
先ほども申し上げたように、打ち替えをする際にはコーキングを完全に撤去する必要があるため、追加で費用がかかります。
費用としては1メートルあたり600円から700円ほどが目安でしょう。

□まとめ

コーキングとは何なのか、どのような劣化が生じやすいのか、どれくらいの費用がかかるのかイメージできましたか。
コーキングの劣化を放置していると、建物を支える木材の腐食につながってしまいます。
快適な暮らしを維持するためにも劣化していることがわかったら、すぐに対応するようにしてくださいね。

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