屋根塗装に適した気温は?冬の寒い時期に塗装する際の注意点をご紹介!

塗装には適した季節があると聞いたことがある方は少なくないでしょう。
湿度や気温は、屋根塗装の仕上がりに大きく影響します。
そこで今回は、屋根塗装に適した気温と、冬の寒い時期に塗装する際の注意点についてお伝えします。
ぜひ参考にして、塗装のタイミングについて考えてみてくださいね。

□屋根塗装の可否は湿度と気温で決まります!

塗装には春と秋が良いと聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。
しかし、それ以外の季節でも施工はできます。
その際、次の3点を覚えておきましょう。

1つ目に、塗装が不可能になる気候条件をお伝えします。
「湿度85パーセント以上、気温5度以下」では施工が不可能だと述べるメーカーがほとんどです。
そのため、湿度が高くなる雨の日や、気温が0度を下回る積雪地帯ではこの条件に当てはまるため、塗装が難しいです。
しかし、逆に言えばそのような極端な気候条件でなければ施工は可能といえます。

2つ目に、塗装に最適な条件についてお伝えします。
塗装が不可能な時期がある一方、最適な条件が続きやすい時期もあります。
それが、春と秋です。
しかし、春と秋に塗装したい方は多いため、早い時期から予約が埋まってしまいます。
希望の日程がある場合は、早めに予約しておきましょう。

3つ目に、夏や冬でも実は塗装できます。
夏や冬に塗装を行う場合にもメリットはあります。

夏に塗装を行うメリットは、気温が高いため塗料がよく乾燥することです。
一方、施工中に窓が開けられないうえに、一時的にエアコンが使用できないこともあります。
冬に塗装を行うメリットは閑散期で予約が取りやすい点です。
一方、気温や夜露の影響で工期が伸びる可能性もあるため注意が必要です。

□屋根塗装において気象条件が悪いと発生しやすい欠陥を解説します!

続いては、気象条件が悪いと塗装にどのような影響があるのか見ていきましょう。

1つ目は、塗料が垂れることです。
雨の日に塗装を行うと、塗料が垂れる可能性があります。
程度が甚だしい場合には屋根を保護できないため、再塗装が必要です。
しかし再塗装をすると見栄えが悪くなります。

2つ目は、色むらです。
夕方以降の視界が悪い時間帯に塗装を行わなければならない場合には、見栄えが悪くなりやすいです。
これは、施工業者の技術力にも大きく関係します。

3つ目は、ふくれです。
下地や塗料内部に水分があると、塗料が膨れてしまいます。
このふくれと呼ばれる現象は、周囲に水分があったり、下地に水分が含まれていたりする状況で発生します。
雨の日や結露が発生している時には注意が必要です。

4つ目は、気泡です。
塗料の内部に空気が入り込むことで、塗装後に穴ができたり、膨らんだりします。
気泡が発生しやすくなる条件は、下地の温度が高すぎることです。
気泡が発生すると、見栄えが悪くなるだけでなく耐久性も低くなるため、注意が必要です。

5つ目は、白く濁ることです。
表面の白濁化は、周囲の湿度が高すぎると発生します。
見栄えが悪いうえ、耐久性も低下するため、結露や霧が発生しているときには塗装をおすすめしません。

6つ目は、はがれやすくなることです。
下地に水分が付着している場合には、塗料がはがれやすくなる心配があります。
高い耐久性がある塗料を使用しても、はがれやすい状態では耐久性が発揮されません。
そのため結露や雨で湿った下地に塗装をするのは避けるべきです。

このように、気候条件が悪いとさまざまなデメリットがあります。
せっかく塗装をしても、気候のために耐久性が低くなっては元も子もありませんよね。
やはり塗装を検討する際には、できるだけ気候条件の良い時期を選ぶと良いでしょう。

□冬場の気温が下がったときに屋根塗装をする際の注意点は?

最後に、寒い時期に塗装をする際の注意点を3つ紹介します。

1つ目は、気温が5度以上湿度は80パーセント以下の条件下で施工することです。
先述した通り、湿度と気温は塗装の完成度に大きく影響します。
そのため、条件を満たさない気候条件下では塗装を控えましょう。

2つ目は、作業時間が短いことです。
冬場に塗装を行う場合には、朝は夜露が降りているため作業ができないうえ、夕方は気温が急激に下がるため作業ができません。
そのため、作業可能な時間自体が非常に短くなります。
1日の作業時間が短い分、何日もかかってしまう可能性があります。

3つ目は、屋根塗装単体工事の場合にはロスが出やすいことです。
一般的に屋根塗装は、外壁塗装と並行して行うと効率の良い時間の使い方ができます。
しかし、冬の寒い時期では作業時間が限られるため、屋根塗装単体で行う場合が多いです。
これにより、比較的ロスが出やすくなります。

このように、冬の寒い時期には注意すべき点がたくさんあります。
事前に知っておかないと、屋根の耐久性を落とすことにつながりかねません。
これらを念頭に置き、塗装の時期を検討してくださいね。

□まとめ

今回は、屋根塗装にかかわる気候条件と、冬場の塗装で注意すべきことを紹介しました。
ぜひ参考にしてくださいね。
屋根塗装に関して、ご不明な点がございましたら当社までご連絡ください。

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