「屋根塗装を塗り替える意味はあるのだろうか」
このようにお考えになる方は多くいらっしゃいます。
ただ、実際の屋根塗装は住宅を守るための重要な役割を果たしています。
今回は屋根塗装に対して疑問をお持ちの方に向けて、屋根塗装の意味や役割について詳しくご紹介します。
ぜひお役立てください。
□屋根塗装の役割について
屋根塗装の塗り替えをされる方には、模様替えを目的とされる方がいらっしゃいます。
当然、塗り替えると見た目が美しくなりますが、屋根塗装には実用的な役割もあります。
そこで、ここからは塗り替えることで得られるメリットをいくつかご紹介します。
1つ目のメリットは防錆性が高まることです。
再塗装の際は、古くなった塗装や汚れを剥がして、錆を防止するための錆止めを塗ります。
この上から屋根塗装専用の塗料を塗ることで、屋根材や棟板金などに錆が発生することを防止できます。
2つ目のメリットとして挙げられるのは、防水性が向上することです。
塗料の塗膜が劣化していると、雨漏りを起こすリスクが高まります。
再塗装して塗膜を新築同然の状態に戻すことで、雨漏りのリスクを大幅に低下させられます。
3つ目のメリットは抗菌性の向上が期待できることです。
塗装を新しくすることで、屋根の下地部分やスレートに発生しやすいコケやカビを抑制する効果が期待できます。
4つ目は遮熱性、断熱性が向上することです。
屋根塗装に用いられる塗料の中には、遮熱性や断熱性に優れたものがあります。
それらを使用することで外気の影響を受けにくくなり、屋内の温度も安定しやすくなります。
屋内の温度が安定すると冷暖房機器の効果も高まるため、光熱費の節約にもつながります。
5つ目のメリットは屋根材の耐久性が高まることです。
防水性や防錆性が高まると、屋根材の劣化を最小限に抑えられるため、屋根材が長持ちします。
屋根の葺き替えには多額の費用がかかってしまうため、これも大きなメリットと言えますね。
このように、屋根塗装を塗り替えることには様々なメリットがあります。
改めてみると、屋根塗装が重要な役割を果たしていることがよく分かりますね。
□塗装した方が良いタイミングの見極め方
先ほどは、屋根塗装は家を保護するために重要な役割を果たしていることをご紹介しました。
ここからは、塗装のタイミングについてご紹介します。
屋根材には様々な種類が存在しており、種類ごとに塗り替えのタイミングの目安が異なります。
例えば、コロニアルスレートと呼ばれるタイプの屋根材は約10年から15年の耐用年数があります。
そして、トタン屋根は5年から8年、セメント瓦やモニエル瓦は15年から20年、高耐久金属屋根は12年から13年となっています。
塗料の耐用年数を過ぎてしまうと屋根材の劣化が早まってしまうため、ご紹介した年数を目安に、塗り替えを検討されることをおすすめします。
□屋根塗装の費用相場について
ここまで、屋根塗装の塗り替えについて解説してきました。
では、実際に塗り替えるとどの程度の費用がかかるものなのでしょうか。
ここからは屋根塗装の費用の相場について解説していきます。
まず、一般的な屋根塗装の費用の目安としては40万円から60万円となっています。
これは一般的な2階建ての屋根の塗装面積である、50平方メートルから80平方メートルの塗装を行った場合の費用の目安です。
もちろん、あくまで目安にはなりますので屋根の状態や塗装のしやすさによっては費用が上下する可能性はあります。
次に、屋根塗装にかかる費用の内訳についてご紹介します。
費用の内訳も、使用する塗料や施工面積などによって変わってきますが、一般的には塗料費用が20パーセント、工事費用が30パーセント、足場費用が20パーセントとなっています。
こちらもあくまで目安であるため、必ずこのパーセンテージに当てはまるわけではありません。
＊塗料によっても費用が違う
屋根塗装の塗料には様々な種類が存在します。
この塗料にはそれぞれ特徴があり、価格も異なります。
例えば、ウレタンやシリコンは比較的安価に抑えられることが多いですが、無機やフッ素などの塗料を選ぶと高価になる傾向があります。
その分性能や耐用年数が高いというメリットがありますが、費用を気にされる場合は塗料の種類にも注意が必要です。
＊足場の費用について
家の外周の距離と外壁から足場までの距離である８メートルを足した後に、高さをかけることでおおよその足場架面積を算出できます。
そして、足場架面積の1平方メートルあたり、足場を組み立てるために600円から800円、飛散防止ネットを設置するために100円から200円が必要となってきます。
これらをご自身で計算することで、足場にかかる大体の費用を計算できます。
□まとめ
今回は屋根塗装の意味や役割について詳しくご紹介しました。
屋根塗装は家全体を守るために重要な役割を果たしています。
そのため、屋根塗装が劣化している場合なるべく早めの塗り替えをおすすめします。
当社では、屋根塗装の塗り替えに関するご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
