福岡市で外壁塗装をするにあたって適した時期はある?

外壁塗装では、3種類の塗料が使用されていることをご存知でしょうか。
その中でも一番初めに外壁に塗られる下塗り塗料は、外壁塗装全体のクオリティを左右するほど重要な工程であると言われています。
そこで今回は、外壁塗装における下塗りの重要性を福岡市の塗装専門業者が解説します。

□下塗りをしないと起こる問題とは

外壁塗装における塗装工事では、下塗りと中塗り、上塗りの3つの工程があります。
中でも下塗りは、屋根材や外壁材に直接行われるものであるため、丁寧に施工されないとその後の工程にも影響が出てしまいます。
ここでは、下塗りをしないと起こる問題を3つご紹介しましょう。

1つ目は、見栄えが悪くなってしまうことです。
この工程を省いてしまうと、塗装面の傷が埋まらず、中塗りや上塗りの塗料が傷の部分に入り込んでしまうでしょう。
そうなると、その部分がかえって目立ってしまい、全体として残念な見栄えになってしまいます。

下塗り塗料には、外壁に上手く馴染んでこのような傷をきれいに整える役割があります。
外壁の状態によっては下塗りを2〜3回行う必要があるため、ご自宅に合った回数を下塗りしてもらいましょう。

2つ目は、塗装が剥がれやすくなってしまうことです。
下塗り塗料は、外壁の状態を整えるだけでなく、他の塗料をしっかり密着させる役割も担っています。
この塗料の密着が弱いと、すぐにひび割れたり塗膜が剥がれたりしてしまうでしょう。

下塗りをしっかりしておけば、塗料同士をしっかり引き合わせてくれるため、このような事態を防げます。
外壁の耐久性を考えると、この密着感はかなり重要なポイントであることが分かりますよね。

最後の3つ目は、ムラができてしまうことです。
屋根や外壁には、木製、セメント製、金属製といったようにさまざまな種類がありますが、これらの素材には塗った塗料を吸い込む効果があることをご存知ですか。
これは表面には塗膜ができていないことを指しているため、この上にさらに塗料を塗っても意味がありません。

それどころか、この上に塗料を塗ってしまうと、外壁自体が整っていないためムラができてしまうでしょう。
つまり下塗り塗料を塗ると、このあとの塗料が吸い込まれずに塗膜が生成できるため、ムラのない美しい外壁が完成するというわけですね。

□下塗り塗料の種類をご紹介します

このように非常に重要な下塗りの工程ですが、使われる塗料は主に3種類あります。
ここでは、それぞれの特徴について1つずつ確認していきましょう。

*シーラーの特徴とは

シーラーは、外壁材と他の塗料を密着させる機能が特徴的だと言われています。
また、外壁への染み込みを防ぐ抗浸透機能も期待できますよ。
そのため、シーラーは外壁に大きなシミやひび割れのない住宅に使用することをおすすめされています。

シーラーには水性タイプと油性タイプの2つがあり、水性タイプはコンクリート、モルタル、石膏ボードといった外壁材にしか使用できません。
一方で油性タイプは浸透性シーラーとも呼ばれ、接着力が比較的強い下塗り塗料です。
基本的にどの外壁にも使用できるため、迷ったらこの油性タイプを選んでおくと安心でしょう。

*プライマーの特徴とは

プライマーの機能は、基本的にシーラーと似ています。
特に、外壁材が鉄やステンレス、アルミといった金属系サイディングボードであるときや、パネルといった素材の場合に使用されることが多いでしょう。
しかし、プライマーには外壁材のさび落とし機能はないので、下塗りをする前に外壁材に発生したさびをサンドペーパーなどで除去しておく必要があります。

*フィラーの特徴とは

フィラーは、シーラーやプライマーにパテ機能を追加した下塗り塗料です。
フィラーは他の2つの塗料に比べて粘度が高く、下地に厚みが付くことが特徴的です。
そのため、パテでならしたようなきれいな表面ができあがるでしょう。

□最適な下塗り塗料の選び方とは

下塗り塗料にはいくつか種類があることを説明しましたが、住宅に合った最適な塗料を選択するためにはどのような項目を確認したら良いのでしょうか。
基本的に塗料の種類は見積書に記載されているため、その詳細欄を確認すると分かりやすいでしょう。
その部分にメーカーや商品名が書かれていれば、商品のホームページなどでその塗料の情報を確認できます。

塗料用カタログを見れば外壁や他の塗料との相性も分かるため、ご自宅に合った最適な下塗り塗料なのかを知れます。
また、この塗料の確認は塗装費用が適正価格であるかを判断する基準にもなります。
悪徳業者に騙されないためにも、ご自身でメーカーが出している設計価格と比較しておくと安心でしょう。

□まとめ

下塗りは、住宅の見栄えを良くするだけでなく、耐久性も伸ばしてくれる非常に重要な工程です。
また、ご自宅にあった下塗り塗料を選ぶことによって、さらにその効果を発揮できるでしょう。
本記事が、下塗り塗料選びの参考になれば幸いです。

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