福岡市の屋根塗装でお悩みの方へ!チョーキングとは何なのかについて解説します

屋根や外壁の塗装に関してお悩みの方で、「チョーキング」という単語を耳にしたことはありませんか。
実はこのチョーキング、私たちにとって身近なトラブルなのです。
そこで本記事では、チョーキングの概要や原因、その対処法について解説します。

□チョーキングの概要について解説します

本記事をご覧になっている方の中には、そもそもチョーキングとは一体何なのかという疑問をお持ちの方は多いと思います。
建物の壁を触ったとき、指に白い粉がところどころに付着していた経験は誰にでもありますよね。
この白い粉、実は単なる外壁の汚れではありません。

外壁や屋根の劣化具合を示す現象で、その現象こそが「チョーキング現象」なのです。
チョーキングは別名「白亜化現象」ともよばれ、外壁の劣化が進行し、屋根や外壁に白い粉が浮き出る現象を指しています。
この白い粉の正体は主に塗料に含まれる顔料です。

塗料が紫外線や雨、及び経年劣化よって分解され、この顔料が表面に浮き出てくるのです。
劣化による粉上の顔料の露出は、住宅の屋根や外壁の景観に大きな悪影響を及ぼします。
また、外壁のチョーキングを隠そうとして新たに塗料の上から塗り足しても、分離したチョーキング顔料が間に挟まれているため、思うように塗料が壁面に乗りません。
外壁や屋根の劣化は雨漏りやひび割れといった欠陥にも繋がるのです。

このことから、チョーキング現象は住宅のコンディション及び劣化の進行を測るうえでの重要なサインなのです。
なお、チョーキング現象は酸化チタンを含んだ白色の顔料が元になって発生する現象なので、塗料に色素のある顔料が含まれていない顔料ではチョーキング現象は発生しません。

チョーキング現象の原因として最も多いのはやはり「経年劣化」です。
どれほど完成度の高い塗装を施したとしても、通常の住宅では10~12年ほどでチョーキング現象は起こります。
また、上記に述べた通り紫外線による影響も考えられます。
立地や日当たりの状況に左右されることが多いのですが、この場合は早いと6年ほどでチョーキングが発現します。

バルコニーや南面といった日当たりのいい箇所に発生しやすいので仕方ないとも言えます。
さらに、立地条件が塗料に与える影響として、海岸の近くでおこる「塩害」や、寒冷地で見られる積雪も、外壁劣化の要因です。

しかし、劣化以外に挙げられる原因としては「施工不良」も外せません。
塗料に関する施工不良でよくあるのが「塗料の選択ミス」です。
上記に述べた通り、その地域の特性に合った塗料を用いないと様々な欠陥の原因となります。

他にも、「雨天時に塗装工事を行った」場合や「塗料の過度な希釈に代表される配合ミス」、「下塗り材をそもそも用いていない」といった、様々な施工不良があるのです。
施工不良の場合はチョーキングが起こるまでの期間が劣化による場合に比べて短く、早い場合は2年もしないうちにチョーキングが発生します。

塗料の耐用年数と比較して明らかに実際の塗膜の劣化が激しい場合は、経年劣化ではなく施工不良を疑ってください。

□チョーキング現象を放置すると一体どうなるのか

チョーキングは屋根や外壁の耐久性に重大な悪影響をもたらします。
まず最も多いのは「外壁や屋根の防水性能が著しく低下する」点です。
水分を弾かなくなるため、外壁内部に水分が浸食して留まり続けます。
その結果、外壁がひび割れを起こし、カビやコケが生える原因となるのです。

また、屋根のチョーキングは雨漏りのリスクがあることも無視できません。
さらに、外壁の劣化は建物の耐震性能を大きく低下させます。
近年増加している震災に対して、不安要素は放置できませんよね。
このように、チョーキングは外壁や屋根だけに留まらず、建物全体の耐久性に重大な悪影響を与えます。

□チョーキング現象への対策を解説します

もしもチョーキング現象が見つかった場合、新しく塗料を塗りなおす前に、高圧洗浄で粉状の顔料を洗い落とす必要があります。
この手順を無くすと、浮き出た粉が新しい塗料の付着の妨げになり、塗膜の剥がれに繋がるためです。

また、チョーキング後には外壁の下塗りも欠かせません。
この手順を怠ると新たに塗膜を塗っても長持ちしません。
業者選びの際には、この下塗り作業がしっかりしているかは重要な基準となります。

未然にできる対策として、対候性の高い塗料を用いるのも有効な手段です。
代表的な物で言えば「シリコン塗料」や「フッ素系塗料」が挙げられます。
チョーキングの発生そのものを防ぐわけではなく、発生を遅らせるだけですが、耐久性を向上させたい場合におすすめです。

□まとめ

今回は屋根塗装におけるチョーキング現象について解説しました。
チョーキング現象を放置しておくと、重大な欠陥の原因となります。
早期発見と早急なメンテナンスを心がけましょう。
今回の記事が、屋根の塗装でお悩みの方の参考になれば幸いです。

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