外壁の色やデザインをそのままにして、塗装の効果を得られる「クリア塗装」。
近年、そのメリットからクリア塗装は非常に人気が高い塗装です。
しかし、クリア塗装は塗装のやり方に注意しなければ、白ボケという視覚的な不具合が発生してしまいます。
そこで本記事では、クリア塗装の白ボケの原因や対策について紹介します。
クリア塗装をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
□クリア塗装で白ボケしてしまう原因とは？
クリア塗装による白ボケの原因として最も一般的な要素は、空気中の水分です。
乾燥中の塗膜の表面に、湿った空気中の水分が凝結することによって発生します。
これにより、塗膜が白く濁り、艶が消える現象が生じるのです。
この現象は、白化やブラッシング現象とも呼ばれており、1度白ボケが発生すると、きれいな状態に戻すのに手間がかかるため、塗装の際には十分に注意が必要です。
□白ボケを防ぐ方法とは？
では、白ボケの対策とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
クリア塗装において白ボケを防ぐためには、以下のいくつかの方法を試すことをおすすめします。
1：塗装の入念な準備
湿気や水分が残っていると、クリア塗装の下に白ボケが生じてしまう可能性があります。
そのため、クリア塗装する前に、下地の塗装面が完全に乾燥していることを確認してください。
2：乾燥時間の確保
クリア塗装を施した後は、製品の指示に従って、塗膜が完全に乾燥するまでの時間を確保してください。
早急に乾燥させようとすると、白ボケが発生する可能性があるのです。
3：温度と湿度の管理
クリア塗装をする環境の温度と湿度も白ボケの発生に影響を与えることがあります。
そのため、塗料メーカーの指示に従い、適切な温度と湿度の範囲内で作業してください。
4：撹拌のやり方
塗料を撹拌する際に塗料に空気が含まれてしまうと白ボケの原因になる可能性があります。
そのため、塗料を撹拌する際には、空気を含みにくくするために注意が必要です。
塗料液面から電動撹拌機の羽が見えないように、ゆっくりと撹拌しましょう。
5：塗料を水希釈にする
水で希釈し塗料の粘度を下げることも、白ボケ対策として有効です。
これにより、泡が弾けやすくなり、滑らかな塗装が可能となり、白ボケを防げるでしょう。
□まとめ
今回は、クリア塗装の原因と事前対策について紹介しました。
以上のような対策を実施すれば基本的に白ボケはおきません。
しかし、自身での塗装は白ボケのリスクを高めます。
そのため、白ボケを起こしにくいクリア塗装をご希望の方は、ぜひハヤトリフォームにご相談ください。
ハヤトリフォームは丁寧な塗装とアフターケアを提供致します。
