サイディングの外壁塗装はつなぎ目がポイント!サイディングのコーキングについて解説

サイディング外壁は、タイル調や石造り調などをはじめ、デザインが豊富であるため人気があります。
しかし、新築時はきれいな状態であっても、時間が経つにつれて劣化が進むため、定期的な外壁塗装やメンテナンスが必要です。
特に、サイディング外壁においてはつなぎ目部分のメンテナンスが大切です。
本記事では、サイディング外壁におけるつなぎ目のメンテナンスについて解説します。

□サイディングのつなぎ目について

サイディングのつなぎ目は、シリコン・アクリル・ウレタンなどの原料を使った目地材を使用したコーキングという作業により塞いでいます。

コーキングには、雨水の侵入防止とサイディングを保護するという役割があります。
サイディングは、雨の水分を含んだ後に乾燥することで収縮・膨張を繰り返し、日常生活の振動で少しずつ動くことによりサイディング同士がぶつかり合った結果、割れてしまいます。
サイディング同士の衝突を防ぐために、コーキングを施すのです。

また、雨水が外壁内部に侵入して建材が濡れたままになると躯体が腐敗するため、雨水が侵入すると雨漏りの可能性がありますが、これもコーキングで防げます。

コーキング撤去
コーキング撤去

□サイディング外壁はつなぎ目のメンテナンスがポイント

サイディング外壁は定期的なメンテナンスで、外壁塗装とコーキング工事を両方行うことが大切です。
サイディング外壁のコーキング工事には、打ち替え工事と打ち増し工事の2種類があります。

*打ち替え工事

打ち替え工事とは、現在の古いコーキング材をすべて取り除き、新しいコーキング材に替える工事です。
メリットは、コーキング材が全て新しくなるため、次回のメンテナンス時期を延ばせます。
一方で、デメリットとして、古いコーキング材を撤去し、さらに新しいコーキング材が必要であるため、打ち増し工事よりも工事費用が高くなります。

コーキング打ち替え
コーキング打ち替え

*打ち増し工事

打ち増し工事とは、古いコーキング材はそのままにして、上から新しいコーキング材をかぶせる工事です。
メリットは、古いコーキング材を撤去する必要がないため、打ち替え工事よりも工事費用を抑えられることです。
一方で、デメリットとして、劣化して弾力を失った古いコーキング材がそのまま奥に残るため、数年後に打ち替え工事をしなければならない可能性が高くなります。

ALCボードのコーキング打ち増し

□まとめ

本記事では、コーキングの概要と、コーキング工事の種類について解説しました。
コーキング工事には打ち替え工事と打ち増し工事があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご家庭の予算や今住んでいる家にどれくらい住むのかなどの条件を考慮した上で、どちらの工事にするか検討しましょう。

コーキング打ち替え完了
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