2012年06月27日
塗膜が剥げているモニエル瓦です
前に一度塗り替えしたそうですが
3年で剥げてきたそうです。
ひどいですね!

モニエル瓦の塗り替えは素地調整が重要です。
劣化したスラリー層(着色されたセメント材料)を撤去せずに塗装したのか
モニエル専用の下塗りを塗らなかったのか
どちらかですね。
お客様から剥げないように塗り替えてほしいと、依頼されました。
まずは、手作業による電動工具で塗膜を撤去しました。

次は高圧水洗浄で、スラリー層を撤去します。
雨が降っている本日に決行しました。

仮設足場を組み、周りに汚れた水が飛んでいかないようにします。
雨の日に洗浄する訳は、屋根や周りに汚れた水が飛んでも雨で流れるから
職人はずぶ濡れになり大変ですが、遠慮なく洗浄できますからね!!

強力な圧力の水が出るノズルを使って、浮いたペンキを撤去していきます。

洗浄したらキレイな素地がでできました。
これなら塗装ができます。

一部分だけ剥げてないところもあり、不思議です。
きっと、瓦の劣化状態のばらつきがあったと思われます。

素地の状態が違うため
下塗りは2種類ものを使い分けます。