屋根塗装の仕上がりを左右する「上塗り」は数ある塗装工程の中でも重要な工程の一つです。
今回は、上塗りの工程が大切である理由や上塗りをしっかり行う塗装会社の見分け方をご紹介します。
上塗りについて知り、よりよい仕上がりへのヒントにしましょう。
□上塗りの役割や大切な工程である理由とは
屋根塗装において、上塗りは仕上げの段階であり、重要な工程の一つです。
人目に触れる部分が上塗りとなるため、塗装の仕上がりを左右するのです。
上塗りの絶対条件として、均一かつ平滑に綺麗に塗装することが求められます。
もちろん、それ以前の工程である下塗り、中塗りで土台を作ることも大切です。
また、塗料の性能を発揮させるためにも上塗りが必要になります。
機能面でも上塗りは重要な役目を担っているのです。
塗料には、外観の美しさはもちろん、家を守ることや防汚性、防水性などの機能性の役割があります。
特に機能性は、上塗りによって発揮されます。
なぜなら、塗料の多くが中塗り、上塗りによる2段階の塗装で性能を発揮する製品であるためです。
このどちらが欠けても、性能を発揮しきれません。
また、上塗りをしないことで塗膜剥がれなどの不具合が発生する場合もあります。
そのため、上塗りは欠けてはならない工程です。
また、塗料の多くが「中塗り、上塗りと2回に分けて塗装すること」「塗料の量」「乾燥時間」を明確に定めています。
この決まりを守ることで効果が発揮されます。
□上塗りをしっかりしてくれる会社の見分け方
まずは、上塗りと中塗りを同じ日にできるという会社はやめたほうが良いでしょう。
塗料の多くは、中塗りして、乾燥時間を挟んで、上塗りをするという工程を踏むことで性能が発揮されるように作られています。
基本、塗料の乾燥には3から8時間必要となるため、一日で中塗り、上塗りするのは難しいでしょう。
仮にこのような説明を受けた場合、その会社は上塗りを省こうとする可能性が高いと思われます。
上塗りをしたかどうかは素人目にはわかりにくいため、ここでチェックしておきましょう。
また、「上塗りと中塗りを同じ色でやる」という塗装会社は必ずしも悪徳な塗装会社ではないでしょう。
下塗りと上塗りを違う色にする会社は、上塗りの工程を飛ばすごまかしをしないという意味でこのように言っています。
つまり、同じ色にすること自体に問題はありません。
しっかりと上塗りしてくれる会社だと確認できれば、上塗りと中塗りを同じ色にしても大丈夫でしょう。
「下塗り材の指定がない塗料はありません。」
このように説明を受けても、その塗装会社を不審に思う必要はありません。
なぜなら、下塗り材の指定がない塗料も存在するためです。
もし心配であれば、使用予定の塗料名で検索して、下塗り材の指定がないか確認してみましょう。
□まとめ
屋根塗装における上塗りは見た目の綺麗さと機能面を引き出すための工程です。
当社では丁寧な塗装で素敵な家づくりのお手伝いをいたします。
春日市にお住いの方で屋根塗装をお考えの方はぜひご相談ください。