台風対策は外壁から!知らないと怖い外壁の被害と対策方法を解説

築年数が10年以上経つマイホームを持つ方の中には、台風シーズンが近づくと、家の外壁が心配で、不安な気持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

台風が来ると、家の外壁はどうなるんだろう、どんな被害があるのか、具体的に知りたい、対策は必要だけど、何をすればいいのかわからない、とお考えかもしれません。

この記事では、台風による外壁被害の実例を交えながら、外壁の種類別の適切な対策方法をわかりやすく解説していきます。
台風が来ても安心できるよう、事前にしっかりと対策を立てて、安心して台風シーズンを乗り切りましょう。

屋根棟しっくい補強

□台風が外壁にもたらす被害

台風は、強風と豪雨によって、家屋に大きな被害をもたらします。
特に外壁は、風雨に直接さらされるため、深刻なダメージを受ける可能性があります。

天井雨漏り

1: 屋根材や外壁材の落下・吹き飛び

強風によって、外壁材が剥がれ落ちたり、吹き飛んでしまうことがあります。
特に、築年数が長く、メンテナンスが行き届いていない場合は、外壁材の劣化が進んでおり、落下や吹き飛びのリスクが高まります。

2: 雨漏り

台風による強風で、外壁材が破損したり、シーリング材が剥がれたりすると、雨水が外壁内部に侵入し、雨漏りを引き起こします。
雨漏りは、建物の構造を傷めるだけでなく、カビや腐食の原因にもなり、健康被害にもつながる可能性があります。

3: 外部のものの衝突

大型の台風では、看板や電柱などが吹き飛ばされ、家屋に衝突することがあります。
このような衝突によって、外壁に大きな穴が開いたり、破損したりするだけでなく、雨漏りや構造的な損傷につながる可能性もあります。

天井雨漏り

□外壁の種類別の台風対策

外壁の種類によって、台風対策は異なります。
ここでは、代表的な外壁の種類である窯業系サイディング、ALC外壁、モルタル外壁それぞれの適切な対策方法を解説します。

1: 窯業系サイディング・ALC外壁

窯業系サイディングやALC外壁は、軽量で施工がしやすいことから、多くの住宅に使用されています。
しかし、これらの外壁は、シーリング材の劣化が雨漏りの原因となることがあります。

シーリング材は、外壁のパネルとパネルの隙間を埋める役割をしています。
経年劣化によってシーリング材が硬化したり、ひび割れたりすると、雨水が侵入しやすくなります。
特に、築年数が10年以上経過している場合は、シーリング材の劣化が進んでおり、台風による雨漏りのリスクが高まります。

台風対策として、シーリング材の打ち替え補修が有効です。
シーリング材の劣化状態を点検し、必要に応じて打ち替えを行いましょう。
また、外壁塗装を行う際には、シーリング材の打ち替えも一緒に検討することをおすすめします。

2: モルタル外壁

モルタル外壁は、耐久性に優れ、デザイン性の高い外壁として人気があります。
しかし、モルタル外壁は、ひび割れ(クラック)が発生しやすいという特徴があります。

モルタル外壁は、乾燥収縮や地震などの影響で、ひび割れが発生することがあります。
ひび割れは、見た目だけでなく、雨漏りの原因にもなります。
特に、構造クラックと呼ばれる、深いひび割れは、雨水が侵入しやすく、深刻な被害につながる可能性があります。

モルタル外壁の台風対策としては、ひび割れの補修が重要です。
ひび割れを見つけたら、早めに補修を行いましょう。
また、外壁塗装を行うことで、ひび割れを目立たなくさせ、雨水の侵入を防ぐ効果もあります。

外壁ひび割れ

□まとめ

台風は、家屋に大きな被害をもたらす自然災害です。
外壁は、風雨に直接さらされるため、特に注意が必要です。
台風対策として、外壁の種類別に適切なメンテナンスを行うことが重要です。

窯業系サイディング・ALC外壁は、シーリング材の劣化に注意し、必要に応じて打ち替えを行いましょう。
モルタル外壁は、ひび割れが発生しやすいので、定期的な点検と補修が大切です。

この記事が、外壁の台風対策に役立てば幸いです。

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