外壁の材質には何がある?それぞれの特徴を紹介!

ひび割れの下地処理 下塗り

家を建てる際に悩んでしまう、外壁。
たくさんの種類の中から材質による特徴をつかみ、ご自身のライフスタイルや好みにあった外壁を選ぶ必要があります。
今回は、外壁の材質についてご紹介します。
家を建てようとお考えの方、外壁に悩んでいる方は必見です。

□日本で最も人気!サイディングとは?

サイディングとは、数多くある外壁材の中で国内最大のシェアを誇る外壁材です。
外壁を作る際に、外壁下地の上にサイディングボードという仕上げ板を張り付けます。
サイディングボードは4つの種類に分類されます。

1つ目は、セメントや木質繊維で作られている窯業系サイディングです。
日本の住宅に最も用いられている外壁で、安価かつ多くの種類から選べます。
しかし、メンテナンスが必要なため、設置後の費用がかかります。

2つ目は、金属から作られている金属系サイディングです。
軽く丈夫で地震にも強く、金属ながらもサビにくいという特徴があります。

3つ目は、天然木のパネルに防水、耐火加工をした木質系サイディングです。
メンテナンスを5年に一度しなければならないですが、木ならではの暖かさを感じられます。

4つ目は、塩化ビニール樹脂からなる樹脂系サイディングです。
水を吸わず寒さにも強いため、寒い地域でよく用いられています。

□その他の外壁の材質とは?

外壁はサイディング以外にも沢山の種類があります。

1.ガルバリウム鋼鈑
ガルバリウム鋼鈑はアルミニウムや亜鉛で作られたサビにくい素材で、メッキした金属パネルを張り付ける、人気の高い外壁です。
軽く、地震に強いだけでなく火災にも強く防災ができます。
耐用年数は10〜20年で外壁に汚れがついても雨で自然に落ちるため、メンテナンスの手軽さが人気の秘訣です。
初期費用は割高ですが、メンテナンスの少なさと耐用年数の長さを鑑みると長期的にはコストが抑えられます。

2.タイル
複数の種類から組み合わせられるタイルは、デザイン性の高さを重視する方におすすめです。
タイルは吸水率が1〜5%と水をほとんど吸わず、経年劣化がしにくく、タイル自体の張り替えが不要でタイル同士の継ぎ目のぬり直しのみで費用が抑えられます。
こちらも初期費用は高いですが、メンテナンスのコストを考えれば長く住むほどコストが抑えられることが利点です。

3.塗り壁
塗り壁はタイル同様デザイン性が高く自分好みにアレンジできます。
水蒸気を外に放出しつつ外からの水分を通さない、調湿性に優れた「そとん壁」や、汚れのつきにくい「ジョリパット」は近年機能性が高いことから、塗り壁の中でも注目されています。

4.板張り
板張りは天然木を使用するため、職人が張ったことによる独特の風合いと自然との触れ合いを感じられます。
無垢の木は水分に弱く定期的なメンテナンスによる費用が必要ですが、自ら防水塗料で手入れすることも可能です。
自分でメンテナンスすることで費用削減や、お子様が自分の家を自分で手入れするという貴重な経験をさせられます。

5.ALC
ALCは軽くて丈夫なコンクリートパネルを使用した外壁です。
外壁内部にたくさんの空気層があるため軽く、熱を遮るため少ないエネルギーで快適な室温に保て、音も遮ることでお子様やペットがいるご家庭にもおすすめです。
ALCは水に弱く10〜15年で防水塗料を塗る必要がありますが、手入れをすれば張り替えの心配は無用です。

ALCボード 下地調整 下塗り1 下塗り2

□まとめ

今回は6つの外壁の種類とその特徴についてご紹介しました。
地震への強さ、メンテナンスの費用、初期費用などに関する様々な特徴をもつ材質があります。
その中で、それぞれの特徴やメリットを考慮し、ご自身にあった材質を選ぶことで、長い間を共に過ごす外壁に満足できるように慎重に選びましょう。

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