外壁の汚れが気になり、外壁塗装を頼んだのにそのあとすぐ剥がれが見られたらショックですよね。
また、塗装から10年近く経っていて塗料の剥がれが見られたら、塗り直しを検討する時期かもしれません。
剥がれの時期によって、原因や対応は変わります。
外壁塗装の剥がれについて一緒におさらいしていきましょう。
□外壁塗装が剥がれる原因
塗装が剥がれる原因は以下の2つです。
まずは、施工不良の可能性があります。
塗装後1年以内に塗装が剥がれた場合、施工不良の可能性を疑いましょう。
例えば、洗浄や下処理の不足、洗浄後の乾燥不足、下地と塗料のミスマッチ、塗料メーカー既定の塗布量を守っていないなどがあります。
塗装会社による塗装工事の不備が塗膜の剥がれを招くのです。
次に経年劣化の可能性があります。
塗装度、10年前後で塗膜の剥がれが生じた場合は、塗膜の劣化が原因です。
こちらはどれだけ丁寧にメンテナンスしていても生じてしまうものです。
また、塗料の耐久年数によっても変わってきます。
塗り替えをお考えの際は、耐用年数を参考に塗料を選びましょう。
耐用年数は塗り替えの周期やスケジュールも変わってきますので、塗料選びのポイントとなる項目です。
□外壁塗装で剥がれが見られた時は？
塗料の剥がれは、放置するとどんどん進行しますので、注意しましょう。
塗料が剥がれるとその部分の壁材を守る部分が無くなります。
剥がれた範囲が広がるほど、雨漏りや内部結露、建物自体の耐久性の低下や建材の腐食につながるのです。
また、施工不良による外壁塗装の剥がれは、2～3年経った頃に起きるケースが多いでしょう。
先ほど説明した通り、塗装は塗料にもよりますが、10～15年程美観を保ちます。
そのため、2～3年での塗装剥がれは施工不良を疑う必要があるのです。
ただし、2～3年後に剥がれが起きた箇所を見ても、施工不良によるものなのかは素人目には判断がつきづらいでしょう。
もしも、塗装から数年後に塗膜が剥がれてきた場合は、施工した塗装会社はもちろん、設計事務所の建築士など第三の専門家にも相談してみてくださいね。
また、塗料の剥がれは、保証の範囲内として対応してもらえる可能性があります。
塗装会社によって、期間やその内容は違うため、保証内容の確認をしっかりしておきましょう。
□まとめ
外壁塗装の剥がれは、1～3年以内に剥がれた場合は施工不良、10年～15年ほどであれば劣化による剥がれでした。
1～3年以内に塗装が剥がれてしまった場合は、依頼した塗装会社に加え第三の専門機関へ相談すれば、原因の調査も安心です。
いずれの場合も剥がれは放置せず、塗装会社への相談を忘れないようにしましょう。
