マニキュアや掃除のときに使う塩素系洗剤をはじめ、日常でも臭いの強いものを使うときは換気をしますよね。
外壁塗装でも塗料の臭いが気になるものです。
面積が広い家の外壁を塗る分、臭いが部屋に入ってくることもあります。
外壁塗装の臭い対策や気になる健康への影響を知って、外壁塗装の日に備えましょう。
□外壁塗装の臭いの対処法
外壁の臭いは塗料の選び方や工事期間中の過ごし方で対策できます。
まず、塗料選びですが、塗料は水性塗料を選ぶようにしましょう。
水性塗料は臭いが少なく、主成分が水のため環境や健康にとって安全性の高い塗料です。
ただし、鉄の部分には塗布できないため注意しておきましょう。
続いて、工事期間中の過ごし方です。
工事期間中は換気したり、マスクを着用したりしましょう。
換気は扇風機やサーキュレーターで、臭いを部屋の外に追い出しましょう。
マスクは、塗料の臭いをカットできる防毒マスクを使うと良いでしょう。
しかし、防毒マスクは価格が高いです。
お手頃な価格帯でも活性炭入りや消臭効果のマスクであれば臭いを幾分か軽減できます。
さらに、外壁塗装中の臭いがさらに気になる場合は自宅以外の場所で過ごしましょう。
外壁塗装は足場を組んで作業するため、窓が開けにくくなります。
それにマスクで防げる臭いにはどうしても限界があるのです。
どうしても気になる場合は自宅から離れるほうが良いでしょう。
□塗料の臭いが健康に及ぼす影響は?
塗料の臭いは鼻につき、刺激の強いにおいのため、健康に被害があるのでは考える方もいるでしょう。
まず気になるのは、油性塗料の健康被害です。
油性塗料に含まれる有機溶剤による臭いは体調不良を引き起こす可能性があります。
刺激臭のために、吐き気や頭痛、粘膜部分の異常を感じることがあるのです。
少しでも、体調に異変を感じたら、具合が悪くなる前にマスクをしたり、その場を離れたりしましょう。
ただし、この症状は一時的なもので、一日中塗料のそばで過ごすことがない限りは、健康に害が出ません。
さらに気になるのは、子どもやペットへの健康被害です。
子どもやペットは臭気を感じやすいため、念のために体調をよくみておきましょう。
妊婦さんにとっても、つわりが酷くなるケースがあります。
必要に応じて、日中は外出する、ホテルや実家など外に泊まる、ペットがいる場合はペットホテル泊まることで対処しましょう。
□まとめ
塗料は一時的な体調不良を引き起こします。
在宅の際は換気やマスクで臭い対策をしましょう。
また、ホテルや実家に泊まれば、完全に臭いによるストレスを防げます。
外壁を綺麗にしている間の過ごし方をぜひ一度考えてみてくださいね。