外壁塗装工事にかかる期間はどれくらい?期間が延びる条件と短くする方法は?

外壁塗装工事をご検討中の方は、工事にどれぐらいの期間を必要とするのか気になりますよね。
そこで今回は、外壁塗装工事にかかる期間や、期間が伸びる原因と短くする方法を紹介します。
外壁塗装工事をする際には、正しい知識を持っておくことが大切です。
ぜひ参考にしてくださいね。

□外壁塗装の工程とかかる期間をご紹介!

基本的に、各工程に1日を費やすと想定しても、外壁塗装工事には最低でも10日間かかります。
ひとつひとつの工程を理解しておくことで、納得して塗装を依頼できます。
短すぎる期間を提示する塗装業者は、工程や塗り重ねる回数などを省いている可能性があるので、疑った方が良いでしょう。
ここでは、外壁塗装の工程を8ステップにして紹介します。

1番目に、近所へのあいさつを行います。
後々トラブルにならないためにも、あいさつ回りは非常に重要です。
外壁塗装工事を行うお知らせと、事前に臭いなどの迷惑をかける旨を説明しておきましょう。

塗装業者があいさつ回りをする場合も多いですが、ご自身でもあいさつしておくと好印象です。
ご自身で行う場合には、工事をする期間と1日のうち工事をしている時間帯、休日にも工事を行うかなどの情報を伝えましょう。
その際には、粗品を持っていくと良いでしょう。

2番目に、足場を設置します。
この工程では、塗料の飛散を防止するための養生などを設置します。
この作業では大きな音が発生するため、必ずあいさつ回りを済ませておきましょう。

外壁塗装業者によって、足場を組む資格がない塗装業者もありますが、その場合は専門業者に依頼します。
足場の設置が専門業者に任される場合は、期間が2日程度増える可能性があるので、そこも考慮に入れておきましょう。

3番目に、塗装前の洗浄を行います。
高圧洗浄の強力な水圧によって、古い汚れなどを落とします。
これをしっかり行わないと、新しく塗った塗装がすぐに剥がれてしまうことにつながります。
洗浄後に乾かす時間を考えると、長くて3日程度必要になります。

4番目に、下地処理を行います。
下地処理は、塗装において非常に大切な工程です。
ひび割れ部分や塗膜が剥がれている部分、コーキングが劣化している部分を補修したり、金属部分の錆びを取り除いたりします。
見積もりの時にもらう「調査診断書」をもとに、下地処理する場所を塗装業者と相談しておきましょう。

5番目に、塗装前の養生をします。
塗装面以外に塗料がつかないよう、ビニールシートなどで養生します。
窓やドアだけでなく、エアコンの室外機、植栽、車やバイクなども保護します。
養生をすると、窓や雨戸が開閉できなくなるので注意しましょう。

6番目に、塗装作業に入ります。
塗装の工程は下塗り、中塗り、上塗りの3つに分かれます。
それぞれ少なくとも1日はかかると考えておきましょう。

下塗りは、中塗りや上塗りで塗装する塗料が壁に密着するために重要な工程です。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使用しますが、完全に乾燥してから重ね塗りする必要があります。
最後に、細かな部分の塗装を行いますが、こういった箇所が多いほど期間が必要になります。

7番目に、点検と手直しをします。
塗装にむらがあったり、無理忘れがあったりしないか、ご自分の目でも確認しましょう。
この際に、近くで見るだけでなく遠くからも見るようにしましょう。

8番目に、片づけや足場の撤去をします。
短時間で終わることが多いですが、1日程度かかるとみておきましょう。
この後に、塗装剥がれが起きていないかをよく確認しておくことをおすすめします。

□外壁塗装の日数が延びる原因は?

外壁塗装の日数が延びる原因は、主に次の4つです。

1つ目は、経年劣化が激しく補修に時間がかかることです。
面積や施工のしやすさ、コーキングの有無などによって、工期は大きく異なります。
中でも、経年劣化の程度は下地補修や下塗りの期間に大きく影響します。

2つ目は、雨や台風で塗料が乾かない場合です。
塗装の工程では、3回塗りをする必要があります。
雨天の際には作業できず、一度濡れてしまうと完全に乾くまで次の工程に進めません。

3つ目は、乾燥に時間がかかる塗料を使用していることです。
塗料の乾燥時間は、一般的には23度前後で3~6時間程度です。
これより長い期間を必要とする塗料を使用する場合は、工期が延びる可能性があります。

4つ目は、冬などの日照時間が短い期間に塗装することです。
日照時間が短いと、作業時間自体が短くなるため工期が延びることがあります。

□塗装にかかる時間を短くするためには?

最後に、塗装にかかる期間を短くする方法を2つ紹介します。

1つ目は、作業員や職員の数を増やすことです。
塗装を担当する職人は、一般的に1~2人です。
職人の数を一人増やすだけでも作業効率が上がります。
しかし、塗装業者の職員の数やほかの業務との関係もあるため、相談しても不可能というケースもあります。

2つ目は、塗装の時期を変更することです。
雨が降りにくく、よく乾燥している春や秋に塗装を行えば、天候によって期間が延びにくくなります。
ただし、予約が取りにくく、費用も高い傾向があるため注意しましょう。

□まとめ

今回は、塗装の工程と期間についてお伝えしました。
外壁塗装に関して、ご不明な点等ございましたら当社までご連絡ください。

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