「屋上の遮熱をするためにはどのような対策をするべきなのか教えて欲しい。」
特に陸屋根を採用している方や、夏の暑さに苦しんでいる方には遮熱塗料をおすすめいたします。
この記事では、遮熱塗料のメリットと陸屋根に遮熱塗料を利用するべきである理由、基本効果について詳しく解説します。
この記事をお役立てください。
□遮熱塗料のメリットとは
「遮熱塗料の特徴が何か一体わからない。」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
遮熱塗料とは屋根塗装や外壁塗装に利用されることがあり、真夏の木造住宅であれは、2度程度体感温度が下がる効果があると言われています。
ここでは、そのような遮熱塗料の特徴やメリットについて詳しくご紹介していきます。
遮熱塗料は劇的な効果をもたらせる訳ではありませんが、熱を遮断することによって夏の体感温度を下げられる効果があります。
近年、地球温暖化が進むことによって夏は暑くなり、過ごしにくいですよね。
そのようなお悩みを持ち、夏にもっと快適に生活したいとお考えの方にとっては、遮熱塗料を利用することによってその問題を緩和できる可能性があります。
それでは、この塗料はどのようなケースで効果を発揮しやすいのでしょうか。
遮熱塗料は、主に、金属屋根や吹き抜けの天井、2階にリビングがある家、3階建ての住宅で効果を発揮しやすいと言われています。
その理由は、これらの特徴を持つ家は、室内が暑くなりやすいからです。
必ずしも屋根の部分だけが、部屋の温度が高くなっている原因である訳ではないことに注意しましょう。
このような条件に当てはまる家の中で生活している人の中で、もっと夏に快適に生活したいとお考えの方は、ぜひご検討ください。
□陸屋根には遮熱塗料を利用するべきである理由とは
そもそも陸屋根とは、もともとビルやマンションのような大型建築に採用される傾向にありました。
現在では一般住宅でも採用されることが増えてきており、そのスペースを有効活用する事例が増加しています。
具体的には、屋上庭園を設置しているケースが多いです。
陸屋根とは、平たい屋根を意味します。
屋上をスレートや瓦で形成することなく、コンクリートで固めているため、人が実際に立つことや歩くことができます。
デパートやビルの屋上の休憩所や緑地に行ったことがある人がいるのではないでしょうか。
屋上とは知っていても、陸屋根であるということにはなかなか気づきませんよね。
実際、一般住宅で採用されている例は少ないため、なかなか陸屋根に気づく方は多くありません。
陸屋根は鉄筋とコンクリートでできており、頑丈で耐震性に優れています。
欠点としては、水が染み込みやすいことです。
水が染みこむことと乾燥を繰り返すことによって内部から劣化してしまい、亀裂が発生して雨漏りが発生してしまう恐れがあります。
したがって、屋上の陸屋根の塗装では、防水塗装工事を行うことが一般的とされています。
そして、高機能の遮熱塗料を採用することによって、建物への蓄熱を防ぎ、暑さを和らげられるのです。
陸屋根の弱点は水に染み込みやすいことであり、防水が大切であることはここまででご理解していただけたのではないでしょうか。
それでは、なぜ陸屋根に遮熱塗料を使用すると良いのでしょうか。
その理由は、屋上は紫外線による影響を受けるからです。
雨風だけでなく、直射日光にもさらされる屋上は、夏や冬の激しい環境にさらされます。
遮熱塗料は、屋根の表面の温度上昇を抑える効果があります。
一般的に、表面では9～13度の差が発生します。
また、暗い色合いよりも、明るい色合いの方が遮熱効果を得られます。
遮熱効果だけでなく、防水効果も高めたいとお考えの方は、ぜひグレードの高い種類を選択しましょう。
□遮熱塗料の基本効果とは
先ほどは、遮熱塗料には屋根表面の温度を下げる効果があるとご紹介しました。
それ以外にも、省エネ効果があると言えます。
その理由は、室内環境をより快適にし、冷房費の節約に貢献できるからです。
夏の室内温度の上昇を抑えることによって、冷房を利用する機会が減少し、結果として光熱費を節約できます。
毎年夏の光熱費にお悩みの方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、ここで1つ注意点があります。
それは、冬場に保温をする効果はないことです。
主な効果は遮熱効果ですが、断熱効果とは異なります。
家の中と外の熱の出入りをなくす効果があるわけではないため、冬場の冷気が家の中に伝わってくるリスクは変わりません。
したがって、あくまで遮熱であり、断熱効果ではないということを意識しておきましょう。
□まとめ
今回は、遮熱塗料のメリットと陸屋根に遮熱塗料を利用するべきである理由、基本効果について詳しく解説しました。
遮熱塗料には、屋根の表面の温度が上昇することを抑える効果があり、結果として家の中の温度も下げられます。
そのため、省エネ効果もあると言えます。
