「屋根に遮熱シートを施す必要はあるのだろうか」
屋根塗装工事をお考えの方の中で、このような悩みをお抱えの方は多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、屋根に遮熱シートを付けるメリットとデメリット、及び対策法についても併せてご紹介します。
屋根塗装工事をご検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
□屋根に遮熱シートを付けるメリット
まずは、屋根に遮熱シートを付けることで得られるメリットについてご紹介します。
1.光熱費を削減できる
遮熱シートは、太陽光の熱を遮ってくれるため、夏は涼しく過ごせます。
また、遮熱シートは室内の空気を反射するという役割も果たすため、冬は暖かく過ごせます。
そのため、屋根に遮熱シートを付けることで、年間を通じて光熱費を削減できます。
2.輻射熱の移動を防げる
輻射熱(ふくしゃねつ)とは、赤外線によって伝わる熱のことです。
輻射熱の特徴は、赤外線をはじめとする熱線が何らかの物体に当たった際に熱が発生することです。
熱線は電磁波であるため、外気の温度に左右されることなく、寒い日であっても熱が直接伝わります。
しかし、遮熱シートには、輻射熱を大幅に反射し、熱の侵入を防ぐ効果があります。
そのため、屋根に遮熱シートを付けることで、建物全体の温度上昇を抑えられます。
□屋根に遮熱シートを付けるデメリットと対策法
遮熱シートには、光熱費を削減できたり輻射熱の移動を防げたりといったメリットがあることが分かりました。
それでは、屋根に遮熱シートを付けることには、どのようなデメリットが考えられるでしょうか。
1.対流熱や伝導熱は防げない
遮熱シートは、輻射熱は防げるものの、対流熱や伝導熱は防げません。
対流熱とは、風や空気で伝わる熱のことであり、伝導熱とは、直接触れて感じる熱のことです。
対策法としては、断熱材を使用することが考えられます。
対流熱や伝導熱は、断熱材を使用することで防げるため、室内の温度をより快適に保つためには、遮熱シートと断熱材を合わせて使用することを検討してみましょう。
2.結露が発生しやすい
冬場に冷えた遮熱シートが室内の暖かい空気に触れると、結露が生じてカビが発生する可能性があります。
対策法としては、結露防止シートも併せて施すことが考えられます。
結露防止シートを付けることで、室内と室外の温度差を小さくできるため、結露の発生を最小限に抑えられるでしょう。
□まとめ
屋根に遮熱シートを付けるメリットとデメリットをご紹介しました。
遮熱シートは、全ての熱の移動を防ぐことはできませんが、空気中の約75パーセントもの割合を占める輻射熱を防げます。
そのため、やはり一定の熱の侵入を防ぐのに効果的であると言えます。
屋根塗装工事をご検討中の方は、ぜひ当社までお問合せください。