屋根塗装を行う際にかかせない高圧洗浄。
高圧洗浄は様々なメリットをもたらしてくれますが、それと同時に汚れた水の飛散による注意点があります。
今回は屋根の高圧洗浄の役割と高圧洗浄の飛散を防ぐ方法についてご紹介します。
□屋根の高圧洗浄の役割について
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使用して洗浄を行うことです。
高圧洗浄をすることで、屋根材についた汚れやほこり、カビ、コケ、はがれかけた塗料の膜、塗料表面の粉状であるチョーキングを取り除く効果があります。
高圧洗浄を行わずに屋根塗装を重ねてしまうと見た目の仕上がりが悪くなるだけでなく、塗装がはがれやすくなります。
一方で、きちんと屋根塗装前に高圧洗浄を行うことにより、美しい仕上がりと屋根材と塗料の密着性が高まることが期待できます。
□高圧洗浄の飛散防止方法とは？
屋根塗装に欠かせない高圧洗浄ですが、屋根は非常に汚れがたまりやすく高圧洗浄をした水が汚いことが多いです。
高圧洗浄ではその汚れた水が近隣の方の家に飛散する可能性もあります。
しかし、高圧洗浄の飛散は養生をしっかりと行うことで防げます。
養生には飛散防止メッシュシートを用いる場合とブルーシートを用いる場合があります。
飛散防止シートを用いる方法は、高圧洗浄を行う屋根や家屋を囲うことで飛散を防ぐ方法です。
飛散防止メッシュシートは非常に硬く頑丈で網目が細かいシートのため、薄いながらも高圧洗浄の水しぶきが飛散しないように守ってくれます。
ブルーシートを使用する方法は、近隣の家との間に設置することで飛散を防止する方法です。
住宅が隣接している地域では、飛散防止シートでは距離が近すぎるため本領を発揮できない場合があります。
その場合は、ブルーシートを間に設置することで飛散を防げます。
ですが高圧洗浄の飛散対策だけでなく、事前の近隣の方への挨拶でトラブルを防ぐことも大切です。
事前に近隣の住民の方への挨拶をし、屋根塗装で迷惑をかけてしまうことに対して配慮と準備をすることは、円満に工事を終了させるうえで重要となります。
挨拶では、高圧洗浄を含めた工事の期間を共有しましょう。
高圧洗浄の日程だけでなく塗装工事や足場の組み立て、解体などの具体的な工事日程が分かることで近隣の方が安心できます。
確実に伝えるためにも留守の方には紙媒体での挨拶文や日程表をポストに入れるようにしましょう。
また、飛散防止シートを含む養生をどれだけ行っても水しぶきがかからないという保証はありません。
挨拶における日程の共有とともに、高圧洗浄を行う日には外干しのご遠慮のご協力をお願いするようにしましょう。
□まとめ
今回は屋根の高圧洗浄の屋根の汚れを落とすことで長持ちさせるという役割と高圧洗浄の飛散を防ぐことによるご近所トラブルを防ぐ方法についてご紹介しました。
屋根塗装を円満に進めるためにも、これらの方法を実践することが重要です。
