木材の外壁はどうやって塗装する?木材の外壁塗装について解説します

木材塗装

温かみがある木造住宅は、自然由来の素材のため環境にやさしい、外観がおしゃれであるという理由から人気の住宅の一つです。
しかし、木造住宅は木材を使っているため、外壁塗装などのメンテナンスが一般的な住宅と異なります。
そこで、今回はメンテナンスのうち木材の外壁塗装について解説します。

□外壁に使われる木材の特徴

*外壁によく使われる素材

木造住宅に使われる外壁素材には、スギやヒバ、ヒノキがよく使われます。
外壁として使用するためには、これらの素材を以下のような方法で加工します。

・塗装する
・木材の小片と接着剤を混合し、板状に熱圧成形する
・木の繊維を原料として成形する

*木材の特徴

外壁に木材を使うと、以下のようなメリットがあります。

・湿度を調整してくれる
・温かみを感じる

一方で、以下のようなデメリットも存在します。

・高温多湿の環境で腐敗しやすい
・シロアリに食べられる恐れがある
・日光や紫外線により変色する可能性がある

上記のような被害から木造住宅を保護するために、木材には塗装が施されます。

□木材は高い頻度で外壁塗装を

先述したように木材を保護するために塗装が施されますが、この塗装は1回塗り替えれば完了というわけではなく、定期的な塗り替えが必要です。
一般的に外壁塗装は、10年に1回塗り替えが必要だと言われています。
これは、外壁材に上塗りする塗料のコーティングが10年前後で劣化してしまうからです。

一方で、外壁が木材である場合は、一般的な住宅の外壁で使われるサイディングやモルタルに比べて塗り替えの周期が早く、3〜5年の周期で塗り替えが必要です。

*塗り替えを怠るとどうなる?

木材の外壁の塗り替えを怠ると、短い期間で木材の色味が抜けて白っぽくなります。
さらに時間が経つと、風雨や強い日差しに木材がさらされるため、木材がやせてしまいます。
木材はやせると薄くなり、反り返るため、固定するために使われていた釘が抜けて、端々が浮いた状態になってしまいます。

この状態になると外壁としての役割を果たせなくなるため、定期的に外壁塗装をする必要があるのです。

木材塗装

□まとめ

本記事では、木材の外壁塗装の特徴と木材の外壁塗装の周期について解説しました。
木材の外壁には様々なメリットがありますが、一般的な素材に比べて高い頻度でメンテナンスが必要で、扱いが難しいです。
木造住宅の方は、木材の外壁の特徴を理解した上で、しっかりとメンテナンスしましょう。

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