外壁は家の印象を決める大きな要素です。
そのため、外壁にカビといった汚れがあると印象が悪くなり、清潔感がなくなってしまいます。
そこで本記事では、防カビ塗料について紹介します。
防カビ塗料の基礎知識から使用の際の注意点まで紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
□防カビ塗料とは?
防カビ塗料とは、塗布した面にカビの発生を抑制する効果のある成分が入っている塗料のことです。
防カビ塗料を塗布することで、塗布した部分にカビが生えにくくなり、美観の保護に役立つでしょう。
しかし、防カビ塗料を塗布する際には、高圧洗浄や下地の処理によって外壁をきれいにしておいて、塗料がしっかり塗布できる状態を作っておく必要があります。
*一般的な塗料にも防カビ機能がある?
防カビ塗料と呼ばれない一般的な塗料にも、防カビ機能がついている場合もあります。
しかし、防カビ塗料と一般的な塗料の違いにあるのは、防カビの効果がある対象のカビの種類です。
建物からよく検出されるカビは57種類と言われていますが、一般的な塗料が防げるのはそのうちの1割程度の種類だけです。
そのため、より豊富な種類の菌を抑制する効果をもつ防カビ塗料が、外壁の防カビという観点において非常に重要なのです。
□防カビ塗料を外壁に使用する際の注意点とは?
では、防カビ塗料を使用する際に知っておくべき注意点について見ていきましょう。
1:防カビ塗料がカビの発生を防ぐわけではない
最も重要な注意点として、防カビ塗料の防カビ効果に関することが挙げられます。
防カビ塗料は、実際に一般的な塗料よりも絶大な防カビ効果を持ちますが、完全にカビの発生を防ぐわけではありません。
なぜなら、前述したようにカビにはさまざまな種類が存在しており、塗料がそのカビに対応していない場合、カビを抑制する効果がないからです。
また、カビに対応していても、カビ自身がその塗料に耐性を持つ可能性もあるので、完全にカビを防げるわけではないということを知っておきましょう。
2:既存のカビを殺せるわけではない
防カビ塗料はカビの発生を抑制する塗料であって、カビを殺す塗料ではありません。
そのため、すでに発生しているカビを殺す目的で防カビ塗料を使用することはおすすめできません。
すでにカビが生えてしまっている場合は、バイオ洗浄や砂金効果のある下地調整材などでカビを殺しましょう。
□まとめ
防カビ塗料は一般的な塗料よりもカビの発生を抑制する機能を持った塗料ですが、完全にカビの発生を抑えたり、既存のカビを殺せるわけではないということを知っておきましょう。
防カビ塗料の選び方次第で防カビの効果は大きく変わるので、外壁塗装の際はぜひ当社にご相談ください。