皆さんはご自宅の外壁がどのような状態かご存じでしょうか。
あまり気にしていないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、放っておいたままにしておくと大きなトラブルを招いてしまうことがあります。
そこで今回は外壁塗装を放置した際に起こる問題の具体例と、必要な場合に見分けるポイントについてご紹介します。
□外壁を放置するとどうなるのかを解説！
外壁塗装は長年放置しておくと様々なトラブルが起こってしまいます。
今回は大きく5つのパターンと共に説明します。
1つ目は、外壁の塗装が剥がれて外壁材が野ざらし状態になってしまうことです。
壁が剥がることによって防水・防カビ・防塵の効果が薄まり、汚れがたまりやすくなります。
その結果、塗膜と呼ばれるダメージから守る役割を果たすものが剥がれて直接ダメージを受けることになってしまいます。
特に、防水せずに放置しておくと外壁材へ大きなダメージを与えてしまい、外壁材がより劣化しやすくなってしまいます。
2つ目は外壁材の劣化が始まることです。
モルタル壁の場合、壁に手を当てると白い粉が付くことがあります。
チョーキング現象の可能性が高いため注意しましょう。
また、年月が経つと表面に張っていた塗膜が剥がれてきてしまいます。
その結果、雨や紫外線のダメージを外壁材が直接浴びることで劣化が進行します。
3つ目は外壁材がひび割れを起こすことです。
家の外壁を守る役割を果たす塗膜がなくなってしまうと外壁材に直接ダメージが加わるようになります。
その状態で、雨によって外壁が濡れて、日光を浴びることで乾燥します。
このようなことが繰り返されてしまうと、細かいひび割れが発生してしまいます。
4つ目は外壁材が割れて剥がれ落ちることです。
ヘアークラックと呼ばれる細かいひび割れである場合は、補修する際に手がかかることなく簡単に行えます。
しかし、ヘアークラックを放置した状態にしておくと大きな亀裂となり、場合によっては外壁材が剥がれ落ちる危険性があります。
こうなれば皆さんがご想像の通り、高額な外壁リフォームを行わざるを得なくなります。
5つ目は雨漏りで建築内部が腐敗することです。
屋根の亀裂などから雨水が侵入してしまうと被害が広範囲にまでいきわたってしまいます。
雨漏りによって湿度が高くなり、湿度に弱い木材にカビが発生する恐れもあります。
また、柱や内壁を通して水が浸透した場合、土台となる部分にまで腐食が進みます。
さらに、湿度の高い場所を好むシロアリを繁殖する危険性もあります。
□外壁塗装の必要性の見分ける方法をご紹介！
外壁塗装をする必要があるかどうかは外壁に使われている材質で見分けられます。
塗装するタイミングとしては10～15年を目安に考えるのが一般的です。
とはいえ、年数で判断するよりも最適な時期を見極める方法があります。
それは、劣化状態を基準に判断することです。
具体的な劣化の確認方法を3つに分けて解説します。
1つ目は外壁がタイルかレンガかどうかを確認してみましょう。
上記2つの外壁に当てはまった場合、塗装する必要はありません。
ただし、目地の補修は10年おきにするようにしましょう。
見た目が凸凹である、目地の手ざわりがざらざらである、叩くとガラスや石のような音がするなどの特徴がある場合はタイルやレンガの可能性が高まります。
2つ目はサイディング材を使用して8年が経過しているか確認してみましょう。
外壁がサイディングの場合、張り替えてからどれぐらいの年数が経っているかをチェックして、塗装が剥がれていないかどうかも見ておくようにしてください。
3つ目は、劣化症状があるかどうかの確認をしてみましょう。
まず、塗装したての色から薄くなって色あせている場合は注意が必要です。
放置しておくと塗膜が剥がれてしまう危険があります。
また、外壁にカビやコケが生えている場合も外壁に根を張って劣化させてしまうため
気をつけてください。
次に、外壁の塗料が粉状になっているチョーキング現象に注意しましょう。
手で外壁に触れた時に粉が付くようであればチョーキングの可能性があります。
また、チョーキングを放置しておくと劣化やひび割れにつながるため、塗り替えを検討するようにしましょう。
外壁のひび割れや、塗膜の浮き・剥がれも劣化しているサインです。
ひび割れが起こるとその部分から雨水や虫が侵入して、雨漏りや劣化の原因となります。
また、塗膜が剥がれることによって下地材が外部からのダメージを受けるため、劣化の進行も早まります。
いずれの場合も早急に補修を行うようにしましょう。
□まとめ
今回は福岡市にお住まいの方に向けて、外壁塗装を放置した際のトラブルの例や必要な場合の見分け方についてご紹介しました。
外壁塗装は放置しておくと、ダメージによって腐食が進行し、思わぬ事態を招きます。
家を守るうえで、外壁を塗装することは大切です。
この機会にぜひ一度、ご自宅の外壁をチェックしてみてください。
