外壁塗装は一面だけでも施行してもらえる?施工の流れもご紹介します!

「外壁の一部が劣化していて、そこだけ塗り替えて欲しい」
「全面塗り替えは大掛かりになるので一面だけ塗り替えてもらいたい」
このようなご要望をお持ちの方は少なくありません。
そこで今回は、実際にこのような工事は可能なのかどうかについて詳しくご紹介します。
ぜひお役立てください。

□一面だけの外壁塗装について

一面だけの塗装依頼は一般的とは言い難いですが、あまり珍しくもありません。
例えば、建物の周りが植物で覆われていたり、土地の形状の問題で一部塗り替えが難しい箇所があったりした場合は一面だけ塗り替えることがあります。

そして、一面だけであれば、全面を塗り替えるよりも費用が節約できます。
そのことから不動産を運営されている方の中には、汚れが目立つ面だけを塗り替えるといった方法をとられている方も多いです。

□一面だけ塗装する際の注意点とは

先ほどは、一面だけの外壁塗装工事が珍しくないということをご紹介しました。
しかし、全面塗り替えが一般的であることにも理由があります。
ここからは一面だけを塗装する際に必ず注意しておきたいことをいくつかご紹介します。

1つ目の注意点は割高になることです。
費用の負担は全面を塗り替えるよりも一面だけの塗り替えの方が安く済みます。
ただ、一面ずつ異なるタイミングで塗り替えて、結局全面塗り替えてしまった場合、トータルコストで見ると全面塗り替えの方が安くなる可能性が高いです。

その理由としては主に足場代と職人の人件費が関係しています。
一面だけの塗り替えといっても、職人が工事するために必要な足場はしっかりと組み立てる必要があり、余分な足場を設置することがあります。

加えて、一面だけの塗装であっても全面塗装であっても工期にあまり差がありません。
それゆえに、何度も一面だけの塗装を依頼していると人件費が余分にかかってしまう恐れがあります。

2つ目の注意点は、塗装の色味が大きく変わってしまう可能性があることです。
全く同じ塗料を使用したとしても、塗り替えた場所と塗り替えていない場所で色味が大きく変わってしまうことがあります。

特に、塗り替えていない場所が何年も経っている場合は、雨風や太陽の紫外線などで艶が消えていたり、やや変色していたりすることがあります。
新しい塗料をすでに塗っている面に似せることは難しいため、目立たないようにするには艶消しタイプのものを選んだり、全く違う色にしたりといった工夫が必要です。

以上が一面だけの塗装を行う際の注意点になります。

□外壁塗装工事の流れとは

ここまで、一面だけの塗装について解説してきました。
最後に、外壁塗装工事がどのように進んでいくかについてご紹介します。

*塗り替え工事前の流れ

塗り替え工事を行う前の流れで最初にすることは、近隣に住まれている方への挨拶です。
工事が始まる前には、事前に近隣の方に挨拶をし、「外壁塗装工事をすること」「工事期間」などを伝える必要があります。

塗装工事が始まると、物音や塗料のニオイがどうしても発生してしまいます。
事前の説明なく、このような工事をしてしまうとトラブルに発展することもあるため、理解を得ておくことは重要です。
ほとんどの塗装業者はしっかりと事前に挨拶をすることになってはいますが、施主様の方でも挨拶をしておくことをおすすめします。

次に、足場設置のための事前確認を行います。
塗装工事を実際に開始する前に現場確認を行い、どのように足場を設置するかをご説明します。
この際、塗装作業や足場設置の妨げになりそうなモノは邪魔にならない場所に移動してもらうことになります。
塗装業者が勝手に移動することは不可能であるため、施主様も立ち会ってもらう必要があります。

*塗装工事開始後の流れ

先ほどご紹介したことが終われば、いよいよ工事が始まっていきます。
まず、住宅の周囲に足場を設置することから工事は始まります。
足場の設置には大きな音が発生するため、気になる場合はいつの時間帯に工事を行うのか事前に確認しておくことをおすすめします。

次に、高圧洗浄を行います。
外壁の表面に付着した汚れやホコリ、剥がれ落ちた塗膜などを取り除くために行われます。
汚れやホコリなどが残っていると見た目が悪くなるだけでなく、塗料が剥がれ落ちやすくなってしまうため、この工程は非常に重要と言えます。

洗浄が終われば、下地処理に移ります。
下地処理は、ひび割れや錆などが発生した箇所を補修することを指します。
下地処理を十分行わずに塗り重ねてしまうと、塗り替えた直後に同じ劣化症状が確認されたり、見た目が悪くなったりしてしまいます。
想定していた以上に下地処理が必要となった場合は、工期が長くなってしまうこともあります。

下地処理の後には養生が行われます。
養生とは、塗料や汚れなどが塗装しない箇所に付着しないよう、養生シートやテープなどで保護する工程のことを指します。
汚れが付着しそうな箇所はすべて養生シートで覆われてしまうため、窓は基本的に開けられなくなってしまいます。
換気の問題で窓を開ける必要がある場合は、事前にその旨を担当者に伝えておくことをおすすめします。

これらが終わればいよいよ塗装に移っていきます。
塗装は下塗り、中塗り、上塗りという順番で塗り重ねて進めていきます。
それぞれ乾燥期間を置いて塗っていくことで、塗料がしっかりと定着していきます。

工事が終わった後には、完了検査が行われ、問題が無ければ足場の解体が行われます。

以上が外壁塗装工事の流れになります。

□まとめ

今回は、外壁塗装は一面だけでも施工できるということをご紹介しました。
塗装の塗り替えというと、全面塗り替えのイメージがありますが、一面だけ塗り替えることも可能です。
当社においても一面だけの塗り替えを承っております。
塗り替えを検討されている場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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