屋根塗装、色あせの原因は?色あせしにくくする方法もご紹介!

屋根塗装をお考えの方には、色あせの心配をしている方もいると思います。
色あせてしまって塗りなおしをする場合には、次は色あせしにくくしたいですよね。
そこで今回は、屋根の色あせの原因と予防方法を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。

□色あせの原因は?

色あせの原因を主な原因を5つ紹介します。

1つ目は、経年劣化です。
一番代表的な原因として、太陽光に含まれる紫外線が長時間当たることで、塗膜が劣化することが挙げられます。
紫外線によって塗料に化学変化が発生することで、色あせや変色が起こります。

2つ目は、施工不良です。
塗装後2、3年しか経過していないのに変色がある場合には、施工不良や塗料自体に問題があることが考えられます。

3つ目は、コケや藻、カビの発生です。
屋根には湿気を含みやすいものもあるため、コケや藻、カビによって変色する場合もあります。
特に日当たりが悪く湿気が多い場所は注意が必要です。

4つ目は、サビの発生です。
大気中に含まれる水分や酸性雨によって、屋根にサビが発生することがあります。
素材によってサビやすいものがあるほか、窓枠などの金属部分にできたサビが雨水で流されて色がついてしまうこともあります。

5つ目は、ブリード現象です。
コーキングとは、窓枠との境目や部材の継ぎ目など、屋根の隙間にコーキング材を詰めて気密性や防水性を高めることです。
このコーキングに使用するコーキング材が劣化によってはみ出してくると、そこについた汚れが黒っぽくみえることがあり、これをブリード現象といいます。
ノンブリード型塗装非汚染のコーキング材を使用すればブリード現象を止められます。

このように、屋根が色あせるにはさまざまな原因があります。
これらに強い塗装を行うことで色あせしにくくできるでしょう。

□色あせの予防方法は?

色あせを予防するには次の3つの方法があります。

*変色しにくい色を選ぶ

塗料の種類が同じでも、色によって顔料の結合の強弱が異なるため、色あせしにくい色とそうでない色があります。
ここでは、色あせしにくい色のTOP3を紹介します。

1位は、白です。
白には太陽光を吸収しにくい特徴があります。
そのため、紫外線による影響を受けにくく、色あせしにくいです。
ただし、白は汚れが目立ちやすいため注意が必要です。

2位は、黒です。
黒は色の原子の結びつきが強い特徴があります。
そのため紫外線を受けても変化しにくいですが、雨染みが目立ちやすい、艶がひけると色あせて見えるというデメリットもあります。

3位は、青です。
青は色あせしにくいうえに、白や黒よりも汚れが目立ちにくいです。
水色などは明るい印象を与える人気色です。

*変色しにくい塗料を選ぶ

続いて、塗料の種類も色あせしにくくするポイントです。
また耐久性にも違いがあるため、選ぶ際には注目してみてください。
ここでは代表的な3つの種類とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。

1つ目は、フッ素塗料です。
フッ素塗料は耐久性が非常に高い点が良いところです。
紫外線をはじきやすいという特徴があり、色あせもしにくいです。
ただし、高性能な分値段が高いです。

2つ目は、シリコン系塗料です。
光沢を長く保ちたい場合にはこの塗料を選ぶと良いでしょう。
機能性と価格のバランスが良いため選ぶ方は多いです。
耐久性は他の塗料と比較しても高いうえ、フッ素塗料よりも比較的リーズナブルな点が特徴です。

3つ目は、アクリル系塗料です。
光沢や色の持ちが非常に良い塗料です。
しかし、耐久性が低く耐用年数も短い点がデメリットです。
耐用年数の間は変色しないでしょう。
機能性に劣る分、安価で塗装が可能です。

*腕の良い業者を選ぶ

先ほど色あせの原因で施工不良についても言及したように、施工業者の塗装技術も色あせに関係があります。
塗料の希釈の仕方、下地処理、上塗り時の塗料の状態、塗装の仕方など、さまざまな場面で影響します。
そのため、丁寧な作業をしてくれる塗装業者を選ぶことが重要です。

□色選びの際のポイントは?

さて、先ほど色あせしにくい屋根には色選びが大切であることをお伝えしました。
この項では、具体的にどのような点に注意すべきか解説します。

まず、大判の色見本を見ることです。
色を選ぶ際には、色見本を見て選ぶと思いますが、面積効果といって大きさによって色の見え方が変わる現象が発生します。
そのため、小さい色見本だけでなく、大きい色見本を見て決めると良いでしょう。

続いて、色見本を屋外で見ることです。
光の当たり方によって色の見え方は異なります。
そのため室内で見るだけではなく、室外で見たときの色を確認しましょう。
また、天気や時間帯によっても色の見え方が変わるためさまざまな環境下で確認するのがおすすめです。

また、周囲の景観との相性も考慮する必要があります。
お住まいの地域によっては、景観形成のガイドラインがある場合もあるため、確認しましょう。

□まとめ

今回は、屋根の色あせについて、その原因と予防策をお伝えしました。
ぜひ参考にしてくださいね。
屋根の塗装について、ご不明点等ございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。

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