屋根塗装で瓦を塗装するメリットや注意点とは?

屋根塗装では、瓦を塗装することもあります。
昔ながらの日本瓦は塗装するイメージがありませんが、最近は多種多様な瓦が登場しています。
塗装が必要な瓦にはどのようなものがあるのでしょうか。
屋根塗装で瓦を塗装するメリットもあわせておさらいしていきましょう。

□屋根塗装で瓦を塗装するメリット

瓦における塗装は、瓦の耐久性や耐水性を上げるために必要な工事です。
瓦の特徴とともに塗装の必要性をおさらいしていきましょう。

ベーシックな瓦である日本瓦は、粘土焼き固めて作った瓦です。
こちらはあまり塗装向きではありません。
しかし、色褪せや汚れで見栄えが悪くなった場合は、高圧洗浄を複数回行い、きちんと汚れを取り除いてから専用の塗料を塗れば、綺麗な色味に戻せます。

セメント瓦はセメントで作られた瓦で、粘土を焼き固めた日本瓦より軽量です。
耐久性が弱いため、定期的に塗装の必要がある屋根材です。

また、スレートは石材を薄くカットした屋根瓦です。
セメント瓦や日本瓦に比べて加工しやすく複雑な形状でも施工できます。
そのままでは耐水性、耐久性が低いのがデメリットで、防水性やそり返しを防ぐために塗装によるメンテナンスが必要です。

金属製のガルバリウムやトタンの屋根材は塗装によって金属の錆を防止しています。
塗装の劣化で瓦がさびてしまうのを防ぐために、定期的な塗り替えが必要です。

□瓦を塗装する注意点とは?

瓦を塗装するメリットは、葺き替え工事といったメンテナンス方法よりも安く工事ができることです。
例えば、屋根材の葺き替え工事では、数百万円ほどかかります。
屋根材の葺き替えは今の屋根を20年以上継続して使いたい場合には最適です。
しかし、10年ほど持たせたい場合は塗装がおすすめです。

通常の屋根の補修やメンテンナンスでは、カバー工法をとることもあります。
カバー工法とは、既存の屋根材の上に軽い新しい屋根材をかぶせる工法です。

しかし、瓦の場合、カバー工法は使用できません。
そのため、瓦屋根の補修やメンテナンスの際は、塗装か葺き替えの2種類から選ぶ必要があります。
塗装が必要な屋根材はもちろん、日本瓦でも瓦自体の破損はないけれど見栄えが悪い場合は塗装を検討するのが良いでしょう。

□まとめ

瓦の塗装は、瓦の耐久性や防水性を高めるために必要な工事でした。
瓦は、日本家屋によく使われる日本瓦をはじめとし、セメントや金属でできたものなど種類も豊富です。
粘土からできているもの以外は耐久性や耐水性に優れないものもあるため、定期的に塗装によるメンテナンスを行いましょう。

セメント瓦塗装
今すぐお電話をする