屋根塗装の塗り替えのタイミングにお困りではありませんか。
屋根は、外壁とは異なりあまり見えないからこそ、知らぬ間に劣化していることがあります。
劣化に気づいてからスムーズに塗り替えられるように、塗り替えのタイミングについて知っていただきたいです。
そこで、今回は、屋根塗装の塗り替えについて解説します。
□屋根塗装をおこなうべき劣化のサインについて解説！
屋根塗装の劣化は、すぐに見つけられるものではありません。
そのため定期的なメンテナンスが必要となります。
ですが、どのタイミングでメンテナンスを行うのかは難しいですよね。
そこで、ここでは、屋根塗装を行うべき劣化のサインについて解説します。
＊瓦の墜落、棟板金の浮きや釘抜け、漆喰の劣化や剥がれ
これらは、今すぐに修繕が必要です。
瓦の場合、ひび割れをそのまま放置しておくことで最終的に墜落し、台風時になればどこかに飛んでしまうことも考えられます。
墜落したり、飛んだりすれば、誰かに当たって怪我をさせてしまうこともあり、大変危険です。
また、墜落した瓦があった場所に雨が侵入すると、雨漏りや腐食の恐れもあります。
漆喰の劣化や剥がれは、紫外線に晒され続けられているため起こる経年劣化です。
ヒビや剥がれを放置するのは、非常に危険です。
ヒビや剥がれがあるということは、セメントの瓦を固定する力が弱まっているということになります。
つまり、少しの風や地震などでずれて、落ちてしまう場合や、ヒビから雨が侵入し雨漏りの原因となりかねません。
少しでも見つけた場合、すぐに対処しましょう。
＊コケや藻、カビの発生、瓦のそりやヒビ割れ
コケや藻、カビが発生した場合、早急に屋根塗装をする必要はありません。
ただし、コケや藻、カビが発生するということは、雨水や湿気に触れているということになります。
そのまま放置すると、雨漏りだけでなく、屋根の耐久性も悪化します。
そのため、メンテナンスは必要です。
瓦のヒビ割れは、防水性が劣化したことで起こります。
急激に乾燥したり、瓦が水分を含んだまま凍ったりした際に、そっていきます。
瓦のそりは、まつ毛のようにそり上がるのが特徴的です。
放置すると、そり上がった隙間から雨水が侵入し雨漏りの原因となるため、早期にメンテナンスしましょう。
＊屋根材の色褪せ
屋根材の色褪せは、塗膜の劣化がはじまった証拠と言えます。
今すぐに屋根塗装をし直す必要はありませんが、放置しておくと知らぬ間に劣化が進行してしまいます。
そのため、色褪せが気になり始めたら、定期的に確認しておきましょう。
□屋根塗装を行う時期は春がおすすめ！
屋根塗装は、時間がかかります。
また、雨が降っては作業が思うようには進みません。
そのため、屋根塗装にはおすすめな季節があります。
ここでは、そんな屋根塗装が最適な季節について解説します。
屋根塗装を行う場合、施工時期で耐久年数が決まると言われるほど、施工時期は大切です。
なぜなら、気象条件が悪い状態で塗装すると、施工不良になりかねないからです。
春夏秋冬とある季節の中で、屋根塗装は春がおすすめです。
なぜなら、他の季節と比べて気候が安定しているからです。
ただし、寒冷地の場合、春は気温が低すぎるため夏でも問題ありません。
夏にすると、台風や梅雨の時期と被り、プラン通りに施工できない可能性もあります。
それでも真夏に行う場合、気温が35度を超えると屋根塗装では気泡が発生してしまいます。
そのため、暑すぎる季節は避ける方が良いでしょう。
これらを考慮して時期を選ばなければ、乾燥時に問題が起こり、塗装が剥がれやすくなります。
□屋根塗装でよくある質問について解説！
「屋根塗装くらい自分自身でできる」と思われる方がいます。
実際のところ、できなくはないですが、おすすめはしません。
もちろん、危険だからという理由もあるのですが、知識や技術がなければ施工後に不具合を起こしかねないからです。
塗料や足場の手配にも、時間がかかるため、非常に重労働になります。
また、「足場はなくても大丈夫」と思われる方もいらっしゃいます。
結論から言うと、足場がなければ危険ですので、必ず足場が必要になります。
工事費用の1割〜2割が足場代であるため、節約したいと言う方は多くいらっしゃいます。
ただし、事故を起こしてしまうと、本末転倒なので安全性のために必ず足場は使用しましょう。
さらに、「屋根塗料にはどのような塗料がおすすめなのか」と言うお悩みを持たれる方がいらっしゃいます。
住んでいる場所や気候、住んでいる人の生活リズムなどによっても異なりますが、屋根は外壁よりも太陽光を浴びるため、遮熱塗料がおすすめです。
「できる限りやすく施工したい」と思われる方には、住んでいる地域の自治体によって補助金がもらえる可能性があるため、確認してみてくださいね。
□まとめ
今回は、屋根塗装の塗り替えについて解説しました。
屋根の劣化は、ただでさえ気づきにくい上に、時間もお金もかかります。
然るべきタイミングで塗り替えができるように、この記事を参考にして、安心安全な屋根にしましょう。
