屋根塗装の流れと屋根塗装で失敗しないための注意点をご紹介!

「屋根塗装の流れはどのようになっているのかを教えて欲しい。」
屋根塗装のスケジュールはどのようなのか、期間はどれくらいなのか知りたいですよね。
一般的に、期間は10日から14日だと言われています。
この記事では、屋根の種類や屋根塗装の流れ、注意点について詳しく解説します。

□屋根の種類をご紹介!

屋根といっても、様々な種類があります。
また、種類によっては塗装する必要がないものもあります。
ここでは、屋根材の種類をご紹介します。

1つ目は、スレート屋根です。
スレートとは、薄い板状に加工された建築材のことを意味します。
スレートには、天然石が利用されている天然スレートと、セメントに繊維材料を混合して作られた化粧スレートの2種類があります。
一般的には、化粧スレートの方がよく利用されています。

この屋根材の特徴は、耐震性に優れていることです。
現在では、家の屋根で最も多く利用されています。
また、スレート材自体には防水性がないため、定期的な塗り替えが大切です。
少しずつ塗装された表面の防水性が落ちてしまうため、新築から10年程度で塗り替えを検討しましょう。

2つ目は、日本瓦です。
粘土を使った焼き物である瓦の特徴は、耐久性が高いことです。
また、塗装のメンテナンスの必要がないことも特徴として挙げられます。
瓦が破損した場合は、一枚単位で交換が可能です。

3つ目は、セメント瓦です。
これは、砂とセメントを原料としています。
先ほどの日本瓦と異なり、定期的な塗装のメンテナンスが必要です。

チョーキングや色の変化が見られる場合には注意しましょう。
これらの現象が発生している場合は、塗膜の劣化が進行していることを意味しています。
したがって、早急に塗り替えを検討しましょう。

4つ目はトタン屋根です。
トタン屋根のベースは金属で、亜鉛めっき鋼板を使用しています。
塗装が必要な素材であることに加えて、さびが発生しやすいという特徴もあるため、さびを取り除く作業をしてから塗装をします。

5つ目は、ガルバリウム鋼板屋根です。
先ほど紹介したトタン屋根よりもさびにくく、耐久性が高いことが長所です。
ただし、メンテナンスを全く行わなくても良いというわけではありません。
劣化は進行してしまうため、およそ15年を目安に塗装をしましょう。

□屋根塗装の流れと期間とは

結論から言いますと、完了するまでの期間はおよそ10日から14日です。
大まかな工程としては、塗装の準備や足元の設置、下地の処理、塗り、点検などです。

また、天候によっても作業期間は前後します。
一般的に、雨が降っている日や、雨が上がっても屋根が濡れている状態の日には塗装はできません。
したがって、天候の状況によっては作業が大幅に遅れてしまう可能性があります。

ここからは、具体的な工程について解説します。
最初に、近隣に挨拶をします。
その理由は、塗料が飛び散ってしまう可能性や、塗料の匂いが周りに充満してしまう恐れ、足場を組む時の騒音で周辺住民に迷惑をかけてしまう可能性があるからです。

次に、足場の設置です。
足場の材料を運び入れて足場を組み、塗料の飛散を防止するために覆っている養生やメッシュシートを取り付けます。

足場の設置が完了すると、屋根の洗浄をします。
その理由は、塗料の効果を高めるためです。
汚れが残っている状態では、塗料を塗れません。
塗料がすぐにはげてしまうケースがあるからです。

その後は、下地の処理を行います。
劣化状況によって1日ではなく、数日かかる可能性があることに注意しましょう。

そして塗装前の養生が終了すると、いよいよ塗装が始まります。
塗装の工程は大きく分けて3回塗りが基本です。
はじめは、下塗りを行い、次に中塗り、上塗りという順番です。
これらの作業はそれぞれの塗料が完全に乾いている状態で行う必要があるため、天候によっては作業がなかなか進まない可能性があることに注意が必要です。

そして、縁切りや点検が終了したら、塗装は完了です。

□屋根塗装で失敗しないための注意点とは

屋根塗装で大切なことは、正しい工程で作業を進めることです。
誤った工程や内容で作業をしてしまうと、期待していたよりも早くに劣化が進んでしまいます。
ここでは、失敗しないために重要なことについて解説します。

1つ目は、事前にしっかりと点検をしてもらうことです。
実際の屋根の状況を見て把握してもらいましょう。
小さなヒビ割れの数やさびの発生など、一軒ごとに劣化の内容が異なるため、塗装の見積もりや内容も異なります。

点検を怠ってしまうと、工事が始まってから新たな問題に気づき、追加費用がかかる恐れもあります。
予算を上回ってしまう恐れもあるため、時間をかけて事前の点検、調査をしてもらいましょう。

2つ目は、塗り回数や量は仕様に沿って作業をしてもらうことです。
その理由は、塗料の性能を存分に発揮するためには仕様通りに使う必要があるからです。

□まとめ

今回は、屋根の種類や屋根塗装の流れ、注意点について詳しく解説しました。
屋根の種類によってはそもそも塗装が必要ない場合もあることに注意しましょう。
また、天候によっても作業期間が変更する可能性があります。

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