遮熱シートにデメリットはある?取り付け手順についてご紹介!

「遮熱シート」とは、文字通り熱の移動や出入りを防ぐシートのことですが、そのデメリットを知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、遮熱シートのデメリットと取り付けるための手順についてご紹介します。

遮熱工事

□遮熱シートのデメリットとは?

1.結露が発生しやすい
遮熱シートに室内の湿った空気が触れてしまうと、結露やカビが発生することがあります。
したがって、遮熱シートを室内に貼る場合は注意が必要です。
対策方法として、遮熱材と断熱材を併用することがあげられます。

2.対流熱や伝導熱には効果がない
室内の温度の75%は輻射熱によるもののため、輻射熱を防ぐための遮熱シートを使用すれば、ある程度は室内の空気が外へ逃げるのを防止できます。
ただし、残りの25%は対流熱や伝導熱であり、これらは遮熱シートでは防げません。
対策方法として、遮熱シートを断熱シートと併用することが挙げられます。

3.自分で施工できない
遮熱シートは正しく設置しないと効果が発揮されず、間違って設置すると逆にカビや結露の原因になってしまいます。
そのため、遮熱シートを施工する際は、当社のような経験豊富な会社に依頼するようにしましょう。

4.施工完了まで時間がかかることがある
あくまで目安ですが、50平方メートルで4日程度、100平方メートルで6日程度、500平方メートルで20日程度の日数が必要になるため、ある程度の時間が必要になるのもデメリットの1つです。

遮熱工事

□遮熱シートを取り付ける手順

1.柱や間柱の間に断熱材を取り付ける

2.遮熱シートを柱と間柱の内側に取り付ける
遮熱シートは壁の内側と外側に使用できます。

3.反射空気層を設けるために、遮熱シートの上にドウブチを取り付ける
反射空気層を設けることで、熱が伝わるのを遅らせる効果があり、断熱性能を高められます。
ただし、吹き付け断熱や外断熱により遮熱シートと断熱材の間に空気層がある場合は、ドウブチを省いて設置しても問題ありません。

4.石膏ボードを取り付ける
最後に、遮熱シートの上に石膏ボードを取り付けて終了です。

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□まとめ

遮熱シートは、結露が付きやすく、カビやコケが発生しやすいデメリットがあります。
また、全ての熱を遮熱できるのではなく、対流熱や伝導熱には効果がありません。
全ての熱を防ぎたい場合は、遮熱シートに加えて断熱シートも併用して使うと良いでしょう。
施工する際は、正しい方法で設置しないと効果がないほか、結露やカビが発生する原因になるため注意しましょう。

遮熱シートを取り付ける手順は、今回お伝えした主に4つの手順で取り付けられます。
正しい手順で施工するためにも、塗装工事をするかお考えの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。

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